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兵庫県を訪問し、ロシアによる軍事侵攻を受けた自国の現状を説明するウクライナのコルスンスキー駐日大使=8日午前、県公館(撮影・金 旻革)
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兵庫県を訪問し、ロシアによる軍事侵攻を受けた自国の現状を説明するウクライナのコルスンスキー駐日大使=8日午前、県公館(撮影・金 旻革)

 ウクライナのコルスンスキー駐日大使は8日、兵庫県を訪れ、斎藤元彦知事や神戸市の久元喜造市長らと面会した。ロシアの軍事侵攻で県内に身を寄せた避難者への支援などに感謝を伝え、ウクライナ西部リビウとのパートナーシップ関係構築を提案した。

 知事と県公館(神戸市中央区)で面談した大使は「ウクライナは非常に悲惨な状況にある。多くの国民が資産や家族を失い、心のストレスを感じている」と現状を説明した。

 斎藤知事は、兵庫を訪れた避難者に対する生活費支給などの支援策を紹介し、阪神・淡路大震災の経験を踏まえ「心のケアもやっていきたい」と話した。

 パートナーシップについても前向きな意見交換があり、大使が「困難な時期だけでなく継続的な関係を」と呼び掛けると、知事は「具体的に進めたい」と応じた。県議会の藤本百男議長も「県議会としても取り組みたい」とした。

 その後、市役所で面会した久元市長は「都市の復興に向け、息の長い取り組みが必要になる。IT分野の交流などビジネス面の連携も進めたい」と述べた。(田中陽一、三島大一郎)

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