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鉄骨が崩れ、一部が川に漬かった飲食店「滝流しそうめん」=宍粟市波賀町戸倉
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鉄骨が崩れ、一部が川に漬かった飲食店「滝流しそうめん」=宍粟市波賀町戸倉

 今冬、兵庫県内で降雪による建物被害が多発していたことが分かった。但馬地域では損壊件数が前冬の20倍近くに上り、県西部の宍粟市でも10棟以上で被害があった。住民からは「この冬の雪は例年と違った。災害級だ」との声が出ている。

 雪の多い但馬地域の被害をまとめている県災害対策課によると、近年で降雪被害が目立った2016年度(16年11月~17年3月)は57棟が一部破損。20年度(20年11月~21年3月)の被害は4棟だった。一方、21年度(21年11月~22年3月)は78棟の民家が半壊、または一部損壊したという。

 但馬以外では、西播磨の宍粟市で例年以上の被害が出ている。姫路河川国道事務所によると、同市波賀町戸倉で昨年12月26~27日、24時間の降雪量がこの冬最大の92センチを記録。累計の降雪量も過去5年間で最大の770センチだった。

 このため同地区の周辺では少なくとも10棟以上の民家や空き家で、軒先の引き戸がゆがみ、窓ガラスが割れるなどした。

 同地区の飲食店「滝流しそうめん」もその一つ。裏手を流れる引原川に架かった約30メートルの樋を、そうめんが雪解け水と一緒に流れてくる景観が名物だったが、樋を支える鉄骨が崩壊した。積雪が原因とみられる。

 同地区の谷口千鶴さん(68)宅は屋根の垂木や板が折れ、解けた雪の水が室内に流れ込んできた。谷口さんは「築30年ほどだけど、雪で屋根が壊れたのは初めて。夜にバキッという音がすると不安になる」と顔をこわばらせた。(村上晃宏)

但馬西播
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