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抗がん剤の投与量、回数を工夫する新たな治療法について説明する神戸大病院・腫瘍センターの清田尚臣特命准教授=神戸市中央区、神戸大病院
抗がん剤の投与量、回数を工夫する新たな治療法について説明する神戸大病院・腫瘍センターの清田尚臣特命准教授=神戸市中央区、神戸大病院

 神戸大が参加する研究グループが、頭頸部(とうけいぶ)がんの手術後に再発予防のために行う「術後補助療法」で、抗がん剤の1回投与量を減らして体の負担を軽減するとともに、間隔を詰めて投与回数を増やす新たな治療法について、従来の標準治療を上回る効果を確認したと明らかにした。再発と副作用を一定程度抑えられることが分かり、新しい標準治療として同大病院などの臨床現場で本格導入している。(津谷治英)

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