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金刀比羅神社が描かれたシーン((c)2021映画「神在月のこども」製作御縁会)
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金刀比羅神社が描かれたシーン((c)2021映画「神在月のこども」製作御縁会)
主人公の葉山カンナ((c)2021映画「神在月のこども」製作御縁会)
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主人公の葉山カンナ((c)2021映画「神在月のこども」製作御縁会)
金刀比羅神社を参拝する四戸俊成さん=香美町香住区香住
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金刀比羅神社を参拝する四戸俊成さん=香美町香住区香住

 昨年10月、全国約200館で公開され、今年2月から動画配信サービス「ネットフリックス」で配信されているアニメ映画「神在月(かみありづき)のこども」(99分)に、兵庫県香美町香住区香住の金刀比羅(ことひら)神社が登場している。主人公の少女が神社に立ち寄り、神様から特産の「美方大納言小豆」を授かるワンシーンが描かれている。原作とコミュニケーション監督を手掛けた神戸市西区の四戸(しのへ)俊成さん(41)が13日、同神社を再訪し、地元と交流を深めた。(長谷部崇)

 出雲大社(おおやしろ)(島根県出雲市)に日本中の神々が集まるとされる旧暦10月は全国的に「神無月」と呼ばれるが、出雲地方では逆に「神在月」と呼ぶ。集まった神々は縁結びや来年の収穫について話し合うとされる。

 「神在月のこども」は、俊足の神いだてんの血を継ぐ少女・葉山カンナが主人公。出雲に集った神々をもてなす「馳走(ちそう)(=ごちそう)」を運ぶ宿命を背負ったカンナは、長野の諏訪大社や鳥取の白兎神社など、各地の神社で秋の恵みを授かりながら、東京から出雲まで自分の足で駆ける。

 カンナは香美町の金刀比羅神社も訪れ、ゴツゴツとした鉱石のような「金山の神」から、升いっぱいの美方大納言小豆を受け取る。同神社が祭る「金山彦命(かなやまひこのみこと)」「金山姫命(かなやまひめのみこと)」は全国の神々が出雲に集う間、地方を守る「留守神(るすがみ)」とされ、京都から鳥取へ抜ける山陰のルート上にあったことなどから、カンナが巡る神社の一つに選ばれた。

 四戸さんの香美町訪問は、3月まで香住高校の臨時講師だった小林華枝さん(大阪府)が、映画の製作委員会に手紙を書いたことをきっかけに実現した。四戸さんと作画、美術、音響などの製作陣は現場の空気感まで忠実に描くため、作中の季節と同じ2018年と19年の秋にロケハンで同神社を訪れたという。

 同神社の田淵義親宮司(70)は「神社の秋の色合いが見事に描かれていた」と感心。四戸さんは「作品を国内外に届けた後で、舞台となった神社を参拝できてうれしい」と話した。

 「ネットフリックス」で2月から配信されている「神在月のこども」は、配信第1週の総視聴時間が266万時間に上り、英語以外の配信映画の中で世界8位に入った。1週間で161万人が観賞した計算になる。

 配給会社は今後、映画館がないエリアでも可動式の大型スクリーンなどで作品を上映していく意向を示しており、「金刀比羅神社や香美町の学校などで上映できれば」と四戸さん。「作品を通じて、自分たちの住む地域の神社にどんな神様が祭られ、どういう物語があるのか、興味を持ってもらえれば」と話した。

 コミュニティー放送局FMジャングルは21日午後6時半ごろから、四戸さんと田淵宮司へのインタビューを放送予定。

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