96歳の俳優河東(かとう)けいさんがライフワークとする舞台「母」は、拷問死した戦前のプロレタリア作家小林多喜二の母親の物語だ。新型コロナウイルス禍で活動の休止を余儀なくされていたが、念願の公演が5月4日、兵庫県尼崎市南塚口町3の県立ピッコロシアターで開かれる。(田中真治)
河東さんは神戸で育ち、太平洋戦争の空襲で自宅を失った。1957年に劇団「関西芸術座」の創立に参加し、演出でも活躍。2003年のイラク戦争時は「大阪女優の会」の結成を呼び掛け、以降、反戦を訴える朗読劇を毎夏に続けた。
「母」は1993年、三浦綾子さんの小説を原作に一人芝居として企画。代表作「蟹工船(かにこうせん)」が発禁処分となり、特高警察により虐殺された多喜二の母セキの「なぜわが子が」という思いを通じ、言論の自由が奪われた時代の空気を浮かび上がらせた。
関西を中心に各地で上演を重ね、90歳を迎えた2015年からは、身軽に上演できる朗読形式の「ひとり語り」に変更。19年からは規模を縮小し、入居した高齢者施設などで続けてきたが、コロナ禍で中止が相次いだ。20年秋に予定していた95歳の記念のホール公演も直前に断念。今回はそれにかわるステージとなる。
河東さん自身、物忘れに悩むようになったが、公演の依頼には「うれしい」と元気な顔をみせるという。3月に打ち合わせで訪ねた脚色・演出のふじたあさやさん(88)=川崎市=は「台本を持って現れ、やる気だとすぐ分かった」と喜ぶ。
ただ今回はブランクが長く、体力面に不安も。そのため、ふじたさんや稽古の相手役を長年務める俳優の末永直美さんがサポートに入れるよう態勢を組む。
初演から約30年。ロシアのウクライナ侵攻で世界が不安定さを増す中、「あのような時代を繰り返してはならないと、舞台に立ち続ける姿を見てほしい」とふじたさんは話す。
午後2時開演。一般前売り3千円、当日3500円。神戸芝居カーニバルTEL090・1914・4907
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