新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、兵庫県内の公立小中学校で家庭訪問の簡素化が加速している。かつては教員が全家庭を訪れ、学校での児童・生徒の様子を伝えていたが、多くが希望した家庭だけを訪問する形式に変更。保護者の負担軽減や教員の業務見直しも背景にあるが、3年ぶりに今春、家庭訪問を再開する動きがある中で、長年続く学校活動の変革が際立っている。(上田勇紀、綱嶋葉名)
神戸市立八多小学校(同市北区)は今月18日から、家庭訪問を始めた。毎年4月に行ってきたが、コロナが広がった2020年は緊急事態宣言下で臨時休校に。昨年も感染拡大が収まらず、実施を見送った。
今春は、3月下旬にまん延防止等重点措置が解除され、3年ぶりに社会活動の制限がない4月を迎え、家庭訪問の再開を決めた。
ただ、教員が訪れるのは保護者から要望があった家庭のみ。その他は、交通の安全確認などのため、通学路や所在地の確認にとどめている。
事前に訪問が必要かどうかを尋ねたが、要望した家庭の数はクラスで差が出た。赴任してきた教員が担任を務めるクラスでは半数が希望した一方、過去に受け持った教員が再び就くケースでは希望者がなかった。
同校の小原耕司校長は「久々の再開なので、この学校では初めて家庭訪問する教員もいる。しっかり準備して、家庭との信頼の基礎を築きたい」と話した。
全国的な教職員の働き方改革を受けて、市教育委員会はコロナ禍前の20年1月、家庭訪問などの見直し方針を策定。市教委は「平日に保護者に在宅してもらう必要があり、共働き世帯が増えていることにも配慮した」とする。ただ、いじめや虐待防止などのため家庭事情の把握は重要とし、4月の定期以外で、必要に応じた訪問は続けるという。
姫路市でも、市立小学校(義務教育学校を含む)の約6割や、中学校の約3割が家庭訪問の実施を予定するが、自宅の所在地確認にとどめる学校もある。同市教委は実施や内容は各校の判断としつつ「コロナ禍で業務見直しが進んだ」と指摘する。
一方、丹波市は各小中学校の判断に委ねつつも、市教委の担当者は「教員が家庭の様子を知る機会になる。家で過ごす時間が増えたコロナ禍では一層重要になる」と話す。
兵庫県教委は、県内全体の状況について把握していないが、「全家庭への訪問はもともと縮小傾向にあったが、コロナ禍でより進んだ。希望者だけに絞るなど簡素化する学校は増えている」とみている。
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