コロナ禍で3度目となったゴールデンウイークも最終盤。密を避け、自然を楽しむアウトドアブームを背景にとりわけにぎわったのがキャンプ場だ。都市圏からアクセスしやすい兵庫県の施設は人気が加速。週末だと半年後の予約もすぐに埋まる争奪戦の様相を呈している。温浴施設やカフェを併設するなど高付加価値のサービスを提供するキャンプ場も登場している。
現在のアウトドアブームを支えるのは、コロナ禍で「キャンプデビュー」した人たちだ。小学生と保育園児を育てる西宮市の会社員男性(43)もその一人。休日は沖縄旅行などを楽しんできたが、昨夏、キャンプに初挑戦し、はまった。「非日常の空間で子どもと一緒に夢中になり、仕事を忘れてリフレッシュできる。たき火を見ていると心が無になる」のだとか。
しかし、キャンプ場はどこも満杯。インターネット予約は深夜0時から、電話予約は午前9時からという施設が多いが、「夜中に頑張ったが取れなかった」「電話がつながった時はすでにいっぱいだった」といった嘆きが少なくない。
そもそも、兵庫県にキャンプ場はどれくらいあるのか。「掲載数ナンバーワン」をうたうキャンプ場の検索・予約インターネットサイト「なっぷ」によると、兵庫の掲載施設は187カ所(休止・閉鎖中の施設も含む)。大阪府47カ所、京都府84カ所、滋賀県73カ所などに比べ、関西ではダントツの多さを誇る。
サイトを運営する「R.project」(東京都)の担当者は「兵庫県は淡路エリア、丹波エリア、但馬エリアなど、海、山、川のさまざまなロケーションが楽しめ、ニーズに合わせて選びやすい。大阪や神戸から近いのも好条件」と分析する。
□
晴天に恵まれた7日、「しあわせの村オートキャンプ場」(神戸市北区)では多くの家族連れらがテントを張った。神戸・三宮から車で約30分と近く、各サイトに電源と水道が付いているのも人気。土曜日は11月まで全45区画が予約で埋まる。
福良湾を一望できる「休暇村南淡路」(南あわじ市)のシーサイドオートキャンプ場は、11月上旬までの土曜日と夏休みはほぼ空きがない。毎朝9時から6カ月先の予約を電話で受け付けるが、電話が鳴りっぱなしの日も。星空を見るイベントなどを実施する「若杉高原おおやキャンプ場」(養父市)も、8月末までの土曜日やお盆期間は約50サイトがほぼ満杯という。
キャンプ場内のゴーカートや温浴施設が人気の「やまもりサーキット」(丹波篠山市)には4月末、新たにベーカリーカフェや地元の食材が並ぶマーケットなどがお目見えした。
「不便を楽しむのがキャンプと言われてきたけれど、最近はより快適なリゾート感覚で楽しむ利用者が多い」とスタッフの松久友律さん(31)。「今のアウトドアのブームが去っても、キャンプ場を利用したいと思ってもらえるよう、先手を打って付加価値を高めていきたい」と話している。(中島摩子)

- 神戸
- 三宮再整備
- ウクライナ侵攻神戸
- 神戸
- LGBT阪神
- 西播
- 新型コロナ
- 新型コロナ
- 新型コロナ
- 明石阪神
- 姫路
- 神戸新型コロナ
- 神戸東灘話題
- 阪神LGBT
- 阪神新型コロナ
- 新型コロナ
- 東播
- 堀江謙一さん
- 阪神新型コロナワクチン
- 姫路
- 神戸東播
- 明石
- 神戸
- 新県政始動
- 新型コロナワクチン
- 選挙
- 新型コロナ
- ウクライナ侵攻
- 文化
- 神戸
- 医療
- 文化
- 三宮再整備
- 神戸沖縄復帰50年
- 神戸
- 神戸
- 選挙
- 丹波
- 三宮再整備神戸
- 三宮再整備神戸
- 新型コロナ
- 神戸
- 防災
- 医療神戸
- 西播姫路
- 神戸阪神沖縄復帰50年
- 三宮再整備神戸
- 神戸
- 西播
- 新型コロナ
- 神戸
- 新型コロナ
- 神戸
- 新型コロナ医療
- 三宮再整備神戸
- 震災27年
- 選挙
- 選挙
- 沖縄復帰50年
- 新型コロナワクチン
- 神戸阪神淡路
- スポーツ神戸
- 新型コロナ
- ウクライナ侵攻
- 姫路
- 神戸
- 明石
- 神戸教育
- 神戸
- 神戸
- 丹波
- 神戸阪神沖縄復帰50年
- 神戸三宮再整備
- 新型コロナ
- 新型コロナ
- 沖縄復帰50年