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「PACが飛躍の機会をくれた」と語るラスロ・クティ=神戸新聞社(撮影・鈴木雅之)
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「PACが飛躍の機会をくれた」と語るラスロ・クティ=神戸新聞社(撮影・鈴木雅之)

 世界トップクラスのミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団で首席クラリネット奏者を務めるラスロ・クティが、13~15日に兵庫県立芸術文化センター(西宮市)で開かれる兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)定期演奏会で共演する。2005年にスタートしたPACの第1期メンバーで、「あのホールで温かいお客さんと時間を共有できるのが楽しみ」と語る。(網 麻子)

 クティは1982年ハンガリー生まれ。8歳からクラリネットを学び、グラーツ国立音楽大へ。2005~08年のPAC在籍を経て、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団オーケストラ・アカデミーの奨学生となり、09年から現職。定期的にベルリン・フィルなどに客演している。

 PACに在籍した頃を振り返り「さまざまな指揮者と多様なプログラムで経験を積むことができた。佐渡裕芸術監督がメンバーに選んでくれたから、今がある」と感謝する。「芸術文化センターのお客さんはとても温かく、やさしかったので、よりよい演奏ができた」と懐かしむ。

 06年には、クラシック音楽の若手演奏家を対象にしたコンクール「第10回松方ホール音楽賞」(神戸新聞社、神戸新聞文化財団主催)で大賞を受けた。

 メンバーとは切磋琢磨(せっさたくま)しながら、お好み焼きやすしを食べたり、京都や奈良、温泉を巡ったり、居酒屋で飲んだりした。「文化に触れ、日本が好きになった。ドイツでもラーメンを作って食べています」

 演奏会は、佐渡芸術監督が指揮。クティは20世紀のアメリカを代表する作曲家コープランドの「クラリネット協奏曲」と、バーンスタインがビッグバンドのために作曲した「プレリュード、フーガとリフス」で、ソロを披露する。

 コープランドの曲はジャズの要素を取り入れており「ブラジルの音楽の要素もある。好きな曲の一つで、クラリネットで歌うような感じ。モーツァルトの協奏曲とは全然違う技術を見てもらえる」と意気込む。14年ぶりの出演に「戻ってこられ、とてもうれしい」と笑顔を見せた。

 演奏会は、佐渡芸術監督が学んだバーンスタインゆかりの作品を取り上げ、他に、ショスタコービッチの交響曲第5番が披露される。

 いずれも午後3時開演。A席4千円。芸術文化センターチケットオフィスTEL0798・68・0255

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