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多彩なアレンジで提供される回転ずしのサーモン=姫路市豆腐町、回転寿司力丸JR姫路駅店
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多彩なアレンジで提供される回転ずしのサーモン=姫路市豆腐町、回転寿司力丸JR姫路駅店
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多彩なアレンジで提供される回転ずしのサーモン=姫路市豆腐町、回転寿司力丸JR姫路駅店
神戸新聞NEXT
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 回転ずしのネタは、サーモンが11年連続で人気トップに-。水産物加工販売のマルハニチロ(東京)が男女3千人に調査し、回転ずしでよく食べるネタとして、サーモンが51・1%を占めて2位以下に20ポイント近い差をつけ、11年連続で1位となった。兵庫県内の回転ずし店でも、サーモンは人気1位で、アレンジしたネタも約10種類に及ぶ。安定した品質で、幅広い層から長年不動の支持を得ている。(井川朋宏)

 同社はインターネットで2月8~10日、月に1度以上回転ずし店を利用する全国の15~59歳の男女各1500人に調査した。

 その結果、よく食べているネタ(複数回答形式)では、サーモンが唯一5割を超えて51・1%だった。理由としては「脂がのっていておいしい」「臭みがなく、食べやすく外れがない」といった声が上がった。

 今年の2位以下はマグロ(赤身)、ハマチ・ブリ、マグロ(中トロ)、エビ-と続き、いずれも30%台で競り合う。サーモンはこうした定番ネタにも常に10ポイント以上の差をつけ、頭一つ抜けている。調査が始まった2012年から、サーモンは毎年40~50%程度を維持し、一度も首位の座を譲っていない。

 国内では、養殖されたサーモンの歴史は浅く、ノルウェー人が売り込み、1990年代から回転ずし店にも普及したとされる。その後の人気ぶりから、全国展開する回転ずしチェーンではいずれも現在、サーモン関連のネタが10種類前後にも上る。

 80年に創業し、兵庫県内で回転ずし店「力丸」など14店舗を営む「関西フーズ」(兵庫県姫路市)も、通常8種類を提供する。全体の人気1位はサーモンマヨネーズだ。とろサーモンや炙りチーズサーモン、食べるラー油と組み合わせた「ザクザク旨辛サーモン」もある。

 主にチリ産のアトランティックサーモンを使用。これらとは別に、当日買い付けた鮮魚メニューとして、ノルウェー産のブランドや、地元姫路で養殖された「白鷺サーモン」を提供することもある。

 平日の昼下がり、力丸JR姫路駅店では、サーモンの注文が相次いだ。同県太子町の建築業の男性(49)は「軽い口当たりでコクもある。いつも注文しており、人気があるのも納得」と語る。

 関西フーズ営業部長の佐久間明秀さん(48)は「昔から売れ筋だったが、その人気に拍車がかかっているようだ」と言う。その背景に「ある程度安価で劣化しにくく、品質が安定しているところが大きいのではないか」と分析する。

 近年は米国、中国など世界的な需要増や新型コロナウイルス禍、ロシアのウクライナ侵攻といった影響で、サーモンを含めて海産物の仕入れがしにくくなっているという。回転ずし大手の「スシロー」では10月から一部メニューを10~30円値上げし、1皿税抜き100円を終了する。円安や水産資源の減少により、調達費が増加したためという。

 一方、コロナ禍の3年目で初めて制限のないゴールデンウイークで、回転ずし店もにぎわいを見せた。佐久間さんは「今後もサーモン人気が続いていくのは間違いない。これからも仕入れに努め、お値打ち感を得てもらえるように、高品質な商品の提供にこだわっていく」と語った。

     ◇     ◇

【回転ずし評論家、米川伸生氏の話】 ここ5年で、生のアトランティックサーモンが回転ずしの大手チェーンでも定着した。それまで使っていたトラウトサーモンに比べ、誰が食べてもおいしいと感じるぐらいの差があり、人気に火をつけたのだと思う。

 また、サーモンのいろいろな創作ずしが登場しており、バリエーションの豊富さも魅力。ヘルシーなイメージも強く、女性の心をがっちりつかんでいる。

 ただ、アトランティックサーモンは昨年末よりキロ当たりで倍近い金額となっている。大手チェーンでは、在庫がある間は今のままの価格でいけるが、新規の仕入れでは値上げが必定。庶民の味方から、トロなどと同じ高級な食材に変わるかもしれない。

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