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児童の新型コロナウイルス感染を保護者に知らせるメール。神戸市立小学校では学級閉鎖に至らない場合も連絡がある(画像の一部を加工しています)
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児童の新型コロナウイルス感染を保護者に知らせるメール。神戸市立小学校では学級閉鎖に至らない場合も連絡がある(画像の一部を加工しています)

 神戸市立小学校では、児童の新型コロナウイルス感染が1人でも確認されると、保護者にメールが届く。ただ、学級閉鎖になるのは2人以上が感染した場合などで、いじめを心配する声が神戸新聞社の双方向型報道「スクープラボ」に寄せられた。「通知後に休んでいる児童が感染者だと特定される」との指摘だが、市は「急な対応を迫られる保護者への配慮」とする。あちらを立てればこちらが…という構図で、詳しく状況を調べてみた。(綱嶋葉名)

 市教育委員会によると、市内では第6波のピーク時に80クラス以上で学級閉鎖となったが、最近は20~30クラスで推移。3年ぶりの行動制限のないゴールデンウイークが終わった後も、大きな変動はないという。

 市では現在、同じクラスで2人以上の感染や、1人の感染と複数の濃厚接触者が判明した際などに学級閉鎖を実施。1人だけ確認されても基準以下なら感染対策をした上で授業を行っている。

 感染判明の通知は、学校が1人目を確認すると、同じクラスの保護者にメールを送信。「○年○組で感染が確認されましたが、基準に該当しないため学級閉鎖は致しません」などの文面で知らせる。同時に全校の保護者にも確認された学年を通知。学級閉鎖が決まれば、さらにその旨をメールで知らせているという。

 通知のタイミングについて、市教委の担当者は「いきなり『明日から学級閉鎖します』と通知すると、保護者は仕事を休むなど急な対応を迫られる」とし、配慮をにじませる。さらに「こまめに状況を伝え、一層の感染対策を呼び掛ける意味合いもある」とする。

 ただ、感染児童の特定を不安視する声も把握しており、コロナに関する知識の教育や児童への声掛けにも注力しているという。「感染などを理由としたいじめの報告は今のところない」と話し、「普段から友達の気持ちに寄り添う大切さを教え、『対策をしていなかったから感染したわけではない』としっかり伝えている」と強調した。

 他の自治体ではどうか。尼崎市も同様に1人の感染が判明した時点で保護者に通知している。市教委の担当者は「特定されないように配慮をしており、これまで問題なく行ってきた。感染状況を正しく伝えるためにも必要」と説明する。

 一方、姫路市などは事前の通知をしていない。閉鎖が決まった場合のみ通知している西宮市では、これまで複数回にわたり閉鎖になるクラスも増えており、担当者は「学級閉鎖への対応に慣れてきている感触がある。スムーズな連絡を心掛け、保護者や児童が不安にならないよう努めたい」と話す。

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