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啓発DVDの映像を囲み、撮影を振り返る放送部員ら=兵庫県稲美町中一色
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啓発DVDの映像を囲み、撮影を振り返る放送部員ら=兵庫県稲美町中一色

 北朝鮮による日本人拉致問題について、若い世代にも関心を持ってもらおうと、兵庫県が県立東播磨高校(稲美町)の放送部員と啓発DVD「私たちにできること-拉致問題の解決を願って」を制作した。拉致を知らなかった部員が、番組制作を通じて被害者家族の切実な思いに触れ、「わがこと」として捉えるストーリーとなっている。(霍見真一郎)

 県内にも被害者がいる問題を風化させないように-と企画。人権教育の教材に活用できるよう、高校生が出演するドラマに仕立て、放送コンテスト全国大会常連の同校放送部に協力を求めた。拉致被害者や特定失踪者の概要を伝える政府の動画も入れ、知識がなくても理解しやすい構成にしている。

 昨年12月に神戸市で開かれた啓発行事で、同市出身の拉致被害者有本恵子さん=失踪当時(23)=の両親が中学生向けに以前したためた手紙を、部員が朗読したシーンも収めた。

 部長の山本祐実(ゆうみ)さん(17)は、拉致について「怖いという思いはあったが『過去』の出来事という印象しかなかった」。だが、撮影が進むにつれて意識は変わり、「被害者や家族にとっては『現在』苦しいことと気づいた。もし弟が突然帰ってこなくなったら、などと自分のこととして考えるようになった」という。

 観賞した恵子さんの姉尚子さん(64)は「拉致被害者はかわいそう、で終わらせるのではなく、高校生らが自ら調べて拉致について実感してもらえて良かった」と話した。

 DVDは約40分で学校などに貸し出す。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも視聴可能。県人権推進班TEL078・362・3229

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