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軽快な音色を響かせ街を歩くジャズミュージシャンら=2019年10月、神戸市中央区中山手通
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軽快な音色を響かせ街を歩くジャズミュージシャンら=2019年10月、神戸市中央区中山手通
「伝統的なジャズを大事にしながら新しい風を吹かせたい」と復活に向け意気込む田中千秋実行委員長=神戸市中央区北長狭通1のジャズバー「ヘンリー」(撮影・中西幸大)
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「伝統的なジャズを大事にしながら新しい風を吹かせたい」と復活に向け意気込む田中千秋実行委員長=神戸市中央区北長狭通1のジャズバー「ヘンリー」(撮影・中西幸大)
エールファンド「神戸ジャズストリート」のQRコード
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エールファンド「神戸ジャズストリート」のQRコード

 神戸・北野坂周辺で40年近い歴史を誇るが、資金難などで中止されていた音楽祭「神戸ジャズストリート」(神戸新聞社など後援)が今年10月、3年ぶりに復活する。実行委員会の高齢化が進む中、神戸のジャズ文化を次世代に伝えたいと、クラウドファンディング(CF)で資金の募集を始めた。田中千秋委員長(77)は「神戸ジャズの灯を消さないために今回必ず成功させ、発祥100年となる来年につなげたい」と力を込める。(藤森恵一郎)

 音楽プロデューサーの末廣光夫さん(2012年に死去)の企画で1982年に始まり、全国のジャズストリートの先駆けとなった。ボランティアで運営する実行委が阪神・淡路大震災があった95年を含め、38回連続で行ってきた。ディキシーランドやスイングなど伝統的なジャズを重視。海外と日本の演奏家の共演は人気で、毎年約2千~3千人のファンが訪れた。

 だが19年、台風のため1日のみの開催となり、チケットの払い戻しなどで収入が激減。実行委の高齢化や新型コロナウイルス禍もあり、20年から中止を余儀なくされた。

 その後も実行委は田中さんがマネジャーを務める三宮のジャズバー「ヘンリー」などで話し合いを重ね、20年12月、思いがけず神戸ジャズストリートのファンから寄付があったことで、再開に向けて走り始めた。

 今回は10月7~9日の9会場で、コロナ禍のため海外の演奏家は呼べないが、神戸出身の人気ギターデュオ「DEPAPEPE(デパペペ)」を招くなど、神戸ジャズと接点のなかった若い世代に来場してもらう新たな試みを始める。

 資金面の問題はまだ解決していない。事業費は約1300万円。コロナ禍や空白期間が影響し、スポンサーの獲得に苦労しており、田中さんは「ゼロからのスタート」と打ち明ける。このため、神戸新聞のCFサイト「エールファンド」で100万円を目標額に資金を募ることに。返礼品には、Tシャツやタオルなどを用意する。

 神戸は1923(大正12)年4月、日本で初めてのプロジャズバンドが演奏し、4月4日は「神戸ジャズの日」とされる。田中さんは「なんとか今年は神戸の街にスイングを響かせたいので、広く支援をお願いしたい」と呼び掛ける。

 募金はエールファンドのホームページ(https://kobe.en-jine.com/projects/kobejazzstreet-project)で受け付ける。期間は7月31日まで。

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