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大阪・関西万博に向けた社会実験のため、神戸港に入港する観光船「サンタマリア」(中央)=29日
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大阪・関西万博に向けた社会実験のため、神戸港に入港する観光船「サンタマリア」(中央)=29日

 2025年大阪・関西万博に向け、大阪市や神戸市の観光船会社が29日、運航ルートになると想定される大阪-神戸港間を観光船で往復する社会実験を行った。会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)へのアクセス手段として有効かどうか確かめ、観光需要をどれだけ見込めるかも検証した。

 午前8時、大阪市港区の港から観光船「サンタマリア」(全長約50メートル、566トン)が出港。波の穏やかな海を進み、夢洲近くを通って神戸港に約2時間後に到着した。神戸港から乗った客20人は大阪に向かう途中、六甲山や神戸空港などの景観をデッキから楽しんでいた。船は夢洲対岸の仮設桟橋に着いた。

 「大阪水上バス」(大阪市)や「神戸ベイクルーズ」(神戸市)など3社で行った。大阪、神戸港にある四つの船着き場などで各社の船の乗り継ぎに支障がないかも検証。今回の実験結果を踏まえて課題を検討し、万博開催時の運航を目指す。

 乗船した大阪市此花区に住む公務員の男性(57)は「電車やバスだけだと不便。普段見られない景色が船から眺められて特別感がある」と熱心にカメラのシャッターを切っていた。

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