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蜘蛛の糸をモチーフにした作品(左)などが楽しめる会場=神戸市灘区王子町3
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蜘蛛の糸をモチーフにした作品(左)などが楽しめる会場=神戸市灘区王子町3

 兵庫県工芸美術作家協会が神戸文学館(神戸市灘区王子町3)と連携した初の企画展「工芸の文学散歩」(神戸新聞社など主催)が2日、同館で始まった。文学作品から着想を得た陶芸やガラスなどの工芸作品約50点が並ぶ。19日まで。

 同協会は1962年に県内の工芸美術の振興などを目的に設立され、今年で創立60周年。企画展は、その記念に文学館で開催したいという同協会員の思いから実現した。

 会場には、芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」をモチーフに天井付近から糸を垂らし、床には人間を模した黒い糸の塊が無数に広がる作品のほか、淡路島が舞台になった百人一首の歌をガラス皿にちりばめるなど、兵庫が登場する文学作品を扱ったものもある。

 神戸市兵庫区から訪れた女性(70)は「蜘蛛の糸の作品は見ただけでストーリーが分かる」と感心した様子だった。

 無料。午前10時~午後6時(土日は午前9時~午後5時)。水曜休館。同館TEL078・882・2028

(斎藤 誉)

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