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水上バイクの事故防止に向け、兵庫県内の関係機関が集まった連絡調整会議=神戸市中央区下山手通4
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水上バイクの事故防止に向け、兵庫県内の関係機関が集まった連絡調整会議=神戸市中央区下山手通4

 水上バイクを巡る事故を防ぐため、安全運航の啓発について関係機関が協議する「兵庫県 水上オートバイ対策に関する連絡調整会議」の初会合が2日、神戸市中央区の県農業共済会館であった。海水浴シーズンの7月から、県内各地の海岸で合同パトロールに取り組む方針を確認した。

 昨年9月に淡路市沿岸で3人が死亡した水上バイク事故を受け、県は県内全域に独自の航行ルールを全国で初めて設定。沿岸から約100メートルは時速8キロ以下の徐行、遊泳客の近くでは同5キロ以下の航行を求める内容とした。神戸、明石市でも規制が強化されており、安全対策をさらに進めるために県が同会議を設置した。

 開会中の県議会定例会で、県は規制条例の「水難事故等の防止に関する条例」改正案を提出。危険行為や飲酒運転の罰則に懲役刑の新設などを盛り込み、7月の改正施行が見込まれている。連絡調整会議の初回は県内沿岸市町や県警、海上保安庁、国土交通省、民間団体の代表者らが出席。7月から、土日に危険行為や飲酒運転のパトロール活動を連携して実施することで一致した。

 同会議は6月下旬に2回目を開催し、航行ルールの具体的な周知方法について協議する予定。(金 旻革)

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