新型コロナウイルスの感染拡大で止まっていた外国人観光客の受け入れが10日、約2年ぶりに再開される。実際に観光客が訪れ始めるのは6月下旬以降になるとみられるが、既に旅行会社には問い合わせが相次いでいるといい、兵庫県内の観光地の期待も大きい。一方で、外国人に人気の飲食店からは、久しぶりの受け入れに不安の声も漏れる。
「1925(大正14)年の北但大震災以来の厳しい状況だった。来春には戻って来てほしい」
浴衣姿で外湯巡りをするスタイルが欧州の個人客などに人気となり、コロナ前の2019年には約5万人が宿泊していた城崎温泉(豊岡市)。老舗旅館「西村屋」の西村総一郎社長は外国人観光客の受け入れ再開に期待を寄せ、今月末には米ロサンゼルスのハリウッドで、インバウンド(訪日外国人客)回復に向けたプロモーションを行う。
浴衣専門店や皿そば店、かばんメーカーなどに呼びかけ、但馬の30社が参加を予定。会場で松葉ガニや日本酒を振る舞い、そば打ちの実演や工芸品の展示を予定する。西村社長は「インバウンドが日本人客の閑散期を埋めてくれていたため、雇用の安定を考えても回復は欠かせない」と話す。
神戸市北区の有馬温泉でも期待が高い。同温泉観光協会の金井啓修会長によると、コロナ前までは宿泊客の10%以上、日帰り客の30%以上が外国人観光客だったとみられるという。
受け入れが止まっていた間も海外の旅行会社とやりとりを続けており、「再開されればすぐに人は増えるだろう」と金井会長。有馬温泉を訪れる人は個人旅行が主だったため、秋ごろには外国人客が戻ると予想しており、「この間に各施設は改修工事をしており、今まで以上に良い状態で迎えられる。円安もあって、コロナ前以上に戻ってくるのではないか」と期待する。
「外国人の減少は入城料収入に直接影響し、苦しかった。少しずつでも客足が戻るとありがたい」。姫路城管理事務所の阿蘇裕之副所長(55)も外国人の受け入れ再開を歓迎する。
姫路城はコロナ禍前の19年度、39万5千人の外国人が訪れた。全入城者の25・5%を占め、訪日客の回復は収入増に直結する。一方、「感染防止の面でやや心配もある」(阿蘇副所長)。大天守などの屋内では当面、マスクの着用を推奨する方針で、ホームページや案内板を通じて周知を図るという。
(高田康夫、石川 翠、田中宏樹)
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