囲碁の藤沢里菜五段(23)が、第48期天元戦(神戸新聞社主催)本戦トーナメント準々決勝の大竹優六段(20)戦で破れ、女性初の七大棋戦4強入りを逃した。日本棋院中部総本部(名古屋市)で打たれた準々決勝は中盤まで藤沢が優位に進めていたが、大竹が逆転に成功。藤沢は「錯覚やミスがあり、悔いが残る」と声を落とした。(井原尚基)
今期天元戦で、藤沢は本因坊や王座を獲得した経験もある王銘●(めいえん)九段(60)らを予選で破り、自身5回目の七大棋戦本戦進出を達成。33人が出場した本戦トーナメントでは、女性として初めて七大タイトル本戦で2勝目を挙げていた。
「趙治勲名誉名人との1回戦は自分らしく打て、張豊猷八段との2回戦は終始苦しかったものの逆転勝ちだった。全体的に自分の力を出せていた」と振り返る今期トーナメント。大竹との準々決勝は藤沢が序盤からペースを握り「打ちたいように打てていた」というが、生きを確実にするために手を入れたのが敗因になり、大竹が逆転して逃げ切った。
中部総本部のホープと目される大竹は初の七大棋戦4強入りを果たした。藤沢との対局は「注目されているので、すごく前から準備していた」という。対局後は「苦しい時間が続いていたが、結果に恵まれた」と満足そうに語り、伊田篤史八段(28)との準決勝に向けて「内容のいい碁を打てるように頑張りたい」と決意表明した。
■「リーナゼロ」の異名、女性初の混合戦制覇も
女性として初の七大棋戦4強入りを逃した藤沢里菜五段は、年齢を問わず出場できる女流棋戦五つのうち女流本因坊、女流名人、女流立葵杯、扇興(せんこう)杯の四冠を保持する女流棋界の第一人者だ。女流タイトルの通算獲得数21は、謝依旻(しぇいいみん)七段(32)の27に次ぐ歴代2位を誇る。
1998年、埼玉県出身。師匠は独創的な棋風と豪快な人柄で人気を集めた祖父の故藤沢秀行名誉棋聖で、父は多くの弟子を育てた藤沢一就八段(57)という囲碁一家に育った。2010年、当時最年少の11歳6カ月で入段した。
どんな碁も打てるオールラウンダーで、形勢判断の正確さや終盤の強さは抜群。ミスの少なさを武器としていることから、AI(人工知能)プログラムのリーラゼロにかけて「リーナゼロ」の異名を持つ。
19年の第45期天元戦本戦トーナメントで高橋真澄四段(33)に勝ち、女性として史上初めて七大棋戦本戦で勝利した。同年には一流棋士の証しである名人戦リーグ入りまであと1勝と迫り、20年には男女混合棋戦の若鯉戦で女性初の優勝を果たした。21年の第60期十段戦では女性初の本戦8強入りを果たすなどの活躍を続けている。(井原尚基)
※●は「王」へんの右側に「宛」
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