総合 総合 sougou

  • 印刷
対面面接を念頭に自己アピールの仕方を指導するキャリアセンター職員=西宮市上ケ原一番町、関西学院大
拡大
対面面接を念頭に自己アピールの仕方を指導するキャリアセンター職員=西宮市上ケ原一番町、関西学院大
対面面接を念頭に自己アピールの仕方を指導するキャリアセンター職員=西宮市上ケ原一番町、関西学院大
拡大
対面面接を念頭に自己アピールの仕方を指導するキャリアセンター職員=西宮市上ケ原一番町、関西学院大

 ヤマ場を迎えている大学生の就職活動シーズン。今年は3年ぶりに採用面接を一部対面に戻した企業が増え、戸惑う学生が目立つという。来春卒業予定の学生はこの2年間、新型コロナウイルスの影響でリモート中心の生活を強いられた。ネットで培われたコミュニケーションの作法は、対面とは必ずしも一致せず、大学側も「まず大人との近い距離での会話に慣れることから」と指導に心を砕く。(大橋凜太郎)

 「コロナで部活やサークル活動ができず、話せるエピソードがない」

 今月上旬、関西学院大(西宮市)のキャリアセンター。個人面談に訪れた学生が、職員にこぼした。職員は学生を励まして丁寧に体験談を聞き取り、自己アピールを肉付けした。「やりたいことと、その理由を結びつけて話して」と背中を押した。

 面接や筆記試験といった大学生らの採用活動は1日に解禁された。中旬に入り、各企業の最終面接が相次ぐなど就活戦線は大詰めを迎えている。1次、2次はオンライン、最終面接は対面と併用で行う企業が増えたという。

 同センターはコロナ禍を受けて2020年以降、個人面談を原則オンラインで行っていたが、今年4月に対面指導を再開した。

 担当者によると、過去2年間は、話す内容をまとめたメモに視線が行かないようにするなど、オンライン面接特有のテクニックを学生から求められた。今年は「対面でのやりとりに慣れず戸惑った」「所作について気になる点を指摘してほしい」といった声が多いという。

     ◇

 流通科学大(神戸市西区)もオンラインと対面の両方で面接指導を実施するが、今年は対面を希望する学生が増えた。就職部の担当者は「入退室や姿勢、声の大きさなど、オンラインでは意識することのなかった部分に重きを置いて指導している」と話す。

 経営学科4年の男子学生(21)が就活を始めた21年夏、説明会やインターンシップは全てオンラインだった。今年3月後半ごろから状況が変わり、選考が進むごとに対面が増えた。

 面接室に入ると、年配の役員がずらりと並ぶ状況に圧迫され、緊張したという。「家ではリラックスして臨めていたが、対面は雰囲気が全く違った。慣れるのに時間がかかった」

 甲南大(同市東灘区)や神戸親和女子大(同市北区)、神戸学院大(同市中央区)の就職指導担当者も学生について「対面面接の経験不足が顕著」と口をそろえる。同大の担当者は「今の学生は『オンラインネーティブ』と言える。指導内容は対面もオンラインも変わらないが、対面ならではのマナーは補足して説明する必要がある」と語った。

 一方、関学大人間福祉学部4年の女子学生(22)は、「対面の方が気持ちが伝わりやすい」と前向きに捉える。説明会や選考の序盤はほとんどがオンラインだったが、ネット回線の不具合で企業とのやりとりがうまくいかなかったこともしばしば。対面ならそうした不安はない。「しっかり熱意を伝えられるように、思っていることを自分の言葉で表現できるまで練習したい」と意気込んだ。

総合の最新
もっと見る
 

天気(6月28日)

  • 31℃
  • ---℃
  • 10%

  • 37℃
  • ---℃
  • 10%

  • 33℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ