新型コロナウイルスの感染拡大で海外留学が困難を極めていた2月、神戸親和女子大(神戸市)の学生たちが曲折の末、アイルランドへ留学を果たし、5月下旬、オンラインで近況を報告した。各国の入国制限緩和などで、海外留学は本年度、全国的に再開が進む。一足早く実現した異文化体験を笑顔で語る学生たちの姿に、関係者は「有意義に過ごしてほしい」と目を細める。(鈴木久仁子)
日本学生支援機構の調査によると、海外に留学する日本人学生は2017年度から3年連続で10万人を超えたが、コロナ禍が世界的に拡大した20年度は前年度比98・6%減の1487人にまで落ち込んだ。
しかし本年度は、徐々に再開の動きが進んでいる。例年、1千人規模の学生が留学していた関西大学は、20年度は全面中止、21年度もわずか30人だったが、現在はコロナ禍以前の水準に戻りつつあるという。
関係者によると、文部科学省の留学支援事業「トビタテ!留学JAPAN」の奨学金の支給が再開されたことも追い風になっているという。日本人学生の留学に返済不要の奨学金を出す事業だが、コロナ禍以降はストップ。21年8月に、1年の長期留学を対象に再開し、今年2月には1年未満も対象に加えた。
同省の担当者は「ワクチンが普及し、コロナに対する知見も蓄積されてきた。またコロナの終息を待っていると一度も留学の機会を得られないまま卒業する学生が多く生じる可能性がある」点などを再開の理由にあげる。
◇ ◇
「夢だった留学ができた」。アイルランド・国立コーク大学に留学中の、神戸親和女子大生の声は明るかった。
同大学の国際コミュニケーションコースは、オーストラリア・西オーストラリア大への1年間の留学が必修となっている。ところが昨年3月、同国が外国人の入国制限を強化。留学は延期を余儀なくされた。
しかし、三井知代学長は諦めなかった。「日本は女性の社会進出が遅れ、世界のジェンダーギャップ指数が120位と低迷している。学生には、ぜひ女性が活躍する社会を肌で感じてほしい」
学長の強い思いを受け、大学関係者は留学先探しに奔走。安全性に加え経費、環境なども考慮してコーク大を選び、学生31人が2月14日に日本を出国した。文学部の高見忠之教授は「決まった時はほっとした」と振り返る。
オンラインの近況報告には、学生4人が参加した。ホームステイをしながら大学に通い、ウクライナ支援活動を体験したり、多様性を尊重する校風に刺激を受けたりと、充実した日々を過ごす。2年の神山郁芽さんは「3カ月たって、ホストファミリーの話もかなり聞き取れるようになった」。3年の宮本真裕さんも「経験を生かし、将来は航空関係につきたい」と声を弾ませた。
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