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畑を背にタマネギの育ち具合を確かめる北川忠彦さん(右)と妻の由美子さん=南あわじ市賀集福井
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畑を背にタマネギの育ち具合を確かめる北川忠彦さん(右)と妻の由美子さん=南あわじ市賀集福井
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畑を背にタマネギの育ち具合を確かめる北川忠彦さん(右)と妻の由美子さん=南あわじ市賀集福井
神戸新聞NEXT
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 タマネギが全国的に高騰する中、国内有数の産地・淡路島で出荷が本格化している。天候不順で収穫量トップの北海道産が不作となった上、2位の佐賀県も生育が遅れ、価格が例年の2~3倍に跳ね上がったが、旬がずれる淡路は順調に成長して収量、品質とも十分という。JAや小売店などの関係者は「おいしい淡路産で安定供給を」と期待を寄せる。(森 信弘、広岡磨璃)

 兵庫県南あわじ市賀集福井のタマネギ畑。半世紀にわたって栽培するベテラン農家北川忠彦さん(75)は、丸々と育った大玉を手に「張りとツヤがあり、今年の実は抜群にきれい。ここ数年にない品質の高さ」と表情をほころばせた。

 兵庫県は都道府県別タマネギ生産量3位で、大半を同市で生産している。同市のJAあわじ島によると、今年の出荷は例年通り4月に始まり、6月中旬から本格化した。

 葉が育つ4月に適度な雨が降り、生育に適した温暖な気候が続いたという。実は中身が詰まり、ずしりと重い。掘り起こした一つ一つを畑に並べ、天日干しして甘みを引き出す。

 国内では毎年、夏から翌年春にかけて北海道産タマネギが出回る。春先に佐賀県産が入れ替わり、さらに淡路産が追いかける産地のリレーが続く。しかし北海道は昨年夏、高温と干ばつに見舞われ、佐賀県も今年4月の低温や長雨で収穫が遅れたため、全国的な供給不足に陥った。

 農林水産省の価格動向調査によると、全国の平均小売価格は昨秋から上昇し、今年6月6~8日は過去5年平均の2・1倍に当たる1キロ514円を付けた。

 神戸市内や播磨地域で食品スーパーを展開するマルアイ(加古川市)では、昨年末から仕入れ価格が上昇し、今年4月に前年同月の約2倍、5月には約2・5倍に急騰した。3玉のネット入りを例年比2倍程度の税抜き198~298円で販売し、急きょばら売りも用意した。

 6月の仕入れ値も前年の約2倍と依然高いが、青果担当者は「淡路産が順調に出れば価格は落ち着くのでは」との見方を示す。

 小中学生3人を育てる神戸市北区の女性会社員(47)は「ずっと高い。使う量を減らしたくてもカレーやハンバーグには必要。少しでも安くなってほしい」。

 同省の担当者は「価格はすぐには戻らない」とみる一方、「淡路島産の出荷は順調で動向と影響を注視したい」と話す。

 北海道産にバトンタッチするのは8月の盆明けごろになりそうで、JAあわじ島営農課の神田智彦課長(42)は「供給が途切れないよう産地の責任を果たしていく」と力を込めた。

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