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 22日に公示され、18日間の戦いが火ぶたを切る参院選。定数248のほぼ半数を決める大事な選挙とされるが、そもそも参議院の役割って何だろう。左右対称となっている国会議事堂の形から、「衆議院と同じようなもの?」と考える人もいるかもしれない。この機会に参院の特色を確認しておきたい。

 日本の国会は衆議院と参議院の二つで構成され、いずれも法案などを審議するという点では同じ役割を担う。一方で、議員定数や任期、選挙制度には大きな違いがある。

 参院の定数は248で、衆院(465)の半分強。任期は6年で、半数の議席が入れ替わる選挙が3年に1度実施される。衆院議員の任期は4年で参院より短い上に、内閣総理大臣による解散があるため、4年より短い間隔で選挙が実施されることが多い。参院には解散はない。

 兵庫県全域を対象とする兵庫選挙区の定数は1947年の初回選挙以降6だったが、95年から4に減少。2016年に元の6に戻っている。

     ◇

 参院の選挙制度は少し複雑だ。定数が248のため今回の選挙で改選議席は半分の124となるが、さらにその中でも内訳があり、74が「選挙区」、50が「比例代表」から選ばれる。

 選挙区は全国を都道府県ごとに45に分け、それぞれから代表(1~6人)を選ぶ。47ではない理由は、島根・鳥取両県と、高知・徳島両県がそれぞれ合区して一つの選挙区となっているためだ。

 比例代表は、一言で表すと「支持する政党を選ぶ選挙制度」。有権者は政党名か、政党が届け出た(名簿に記載した)候補者名を選んで投票し、これら二つを合計した得票数に応じて各政党の当選者数が決まる。その上で、多くの個人票を得た候補者から、順に当選するという仕組みになっている。

 ただ前回選挙からは、得票数に関係なく優先的に当選させることができる「特定枠」を、各政党が設けられるようになった。

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 参院は解散・総選挙がなく任期も6年と長いため、政争に巻き込まれず、多様な人材が法案を審議できる側面があるとされる。そのため「良識の府」とも呼ばれる。

 一方で、法案の採決結果が衆参両院で異なった場合、衆院議員の3分の2が再び賛成した場合は、参院の意思に関係なく法案は可決となる。また、予算の議決や条約の承認、内閣総理大臣の指名で衆参の判断が異なった場合、一定の条件下で衆院の判断が優先されることが憲法で認められている。これらは「衆議院の優越」と呼ばれる。

 衆院とは違う特性を持つ参院。その存在意義や役割については専門家の間でも評価が分かれている。(安福直剛)

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