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使用差し止めの仮処分が決定された山健組事務所=神戸市中央区花隈町
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使用差し止めの仮処分が決定された山健組事務所=神戸市中央区花隈町

 神戸地裁が使用差し止めの仮処分を決定した、特定抗争指定暴力団山口組の傘下団体「山健組」(神戸市中央区花隈町)の事務所。長くその存在におびえてきた住民は「『花隈といえば山健』というイメージを払拭できる」と期待の声を上げつつ、「決定は一区切り。一気に撤去を目指したい」と気持ちを引き締めた。

 地域住民でつくる「花隈町暴力団追放市民の会」会長の70代男性は、子どもの頃から活動を続ける山健組の存在に「いつしか慣れてしまっていた」と明かす。集会の度に事務所前に黒塗りの車が並ぶのが日常の風景だった。しかし、一つの事件が考え方を変えた。

 2019年10月、事務所近くの路上。山口組の分裂抗争に絡み、2人の山健組組員が射殺された。付近には通学路があり、「子どもたちに流れ弾が当たったら」と危機感が募った。

 現在は事務所や周辺施設の使用が禁じられているが、抗争が終結すれば再び組員が出入りできるようになってしまう。「今こそ、声を上げなければ」。同じ意識を持つ住民と勇気を出して生田署に相談したことが、仮処分につながった。

 決定を受けて男性は「ほっとしている」としつつも、6月以降、山口組と対立関係にある暴力団幹部宅が相次いで襲われている事件に触れ、「もしかしたら花隈が現場になっていたかもしれない」と不安視。「一日も早い撤去に向けて活動していく」と話した。

 2歳の長女を育てる30代女性は「子どもがトラブルに巻き込まれるのではと心配だった」と安堵した様子だった。

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