能楽の大槻文蔵と文楽の桐竹勘十郎という、異なる古典芸能の人間国宝2人が競演する公演が7月8日、大槻能楽堂(大阪市中央区)である。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも注目された、源氏と平家の最終合戦「壇ノ浦」がテーマだ。夏の夜、ろうそくの明かりの中での舞台となる。二つを比べながら、悲劇的な戦いを、幻想的な雰囲気で味わえる特別な日になりそうだ。(金井恒幸)
文蔵は観世流シテ方で、2016年に人間国宝に認定された。今年12月9~11日、大槻能楽堂で、大ブームを巻き起こした人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」を原作とした能狂言の監修や出演を担うなど、ジャンルを超えて活躍する。
勘十郎は人形遣いで、2021年10月、人間国宝に認定された。今年2月、美術家の森村泰昌が人形に変身し、勘十郎が操る「人間浄瑠璃」を実現させるなど、“異種格闘技”に挑んできた。
「ろうそく能」は大槻能楽堂が1990年から続けており、夏の風物詩となっている。「暗い方が目だけでなく、耳など他の五感がよく働く。霊や化身などが能にはよく登場するし、ぼんやりと姿が見える暗さの方が美しく、相性も良い」と狙いを語る。
これまでも京舞など他分野とのコラボレーションを実施。今回は勘十郎が昨年、人間国宝に認定されたことを受け、「ぜひ舞台をご一緒したい」(文蔵)と白羽の矢を立てた。
今回の能の演目は「碇潜(いかりかづき)」。壇ノ浦の合戦後、僧が戦地を訪れた際、船頭姿となっている平教経や、知盛らの化身に会い、平家の最期の様子を聞く。教経役は文蔵。「鬼滅の刃」の能狂言で主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)役などを務める大槻裕一が、知盛役を担う。
文楽は「義経千本桜 二段目」で、尼崎が主な舞台の「渡海屋・大物浦の段」などを上演する。壇ノ浦の合戦後に源頼朝と不仲になり、追われる身となった義経を、船宿の主人を装った平知盛らが襲う。
室町時代に成立した能と、能の要素も取り入れながら江戸期から発展してきた文楽。「同じ壇ノ浦でも、平家滅亡の哀れさを絵巻物のように物語る能の一方、平知盛らの無念さや感情がより強く直接的に表現されているのが文楽」とみる文蔵。「同様の題材に対する能と文楽のとらえ方の違いを感じてもらい、日本の芸能の幅広さを届けたい」と語る。
午後6時半開演。前売りは3千円~1万1千円。大槻能楽堂TEL06・6761・8055
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