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参院選兵庫選挙区に立候補した小村潤氏=兵庫県庁(撮影・坂井萌香)
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参院選兵庫選挙区に立候補した小村潤氏=兵庫県庁(撮影・坂井萌香)

 仕事と3人の子育ての両立に追われていた約8年前、安倍政権下で憲法改正の議論が活発になった。「憲法に自衛隊を書き込み、戦争する国にさせてはならない」。危機感から入党したのが政治の道を志した「原点」だ。

 昨年10月の衆院選では落選したが、「選挙戦で聞いた声を国会へ届けたい」と再び国政へ挑戦。ロシアによるウクライナ侵攻下の選挙で、自らの原点への思いはより強くなっている。憲法改正に反対し、「今こそ平和を維持するため、憲法9条の理念をしっかりと守るべきだ」と強調する。

 幼い頃より絵が得意で、学生時代から受験生にデッサンを教えてきた。進路相談では、経済的な理由で将来の夢を諦めざるを得ない子どもたちを数多く目にした。大学の高額な学費や「借金型」の奨学金制度を問題視し、「経済力で教育に差が生じる状況を変えていきたい」と意気込む。

 ジェンダー平等社会の実現にも訴えの重点を置く。非正規雇用を含む女性と男性では生涯賃金に1億円ほどの開きがあるといい、「女性が自分で生き方を決めていくためにも、男女の賃金格差を是正したい」と力を込める。(名倉あかり)

【メモ】

・趣味…バリ舞踊。指先や首の複雑な動き、きらびやかな衣装とメークで「別人に変身できるのが魅力」

・休日…3人の子のうち末っ子は14歳で、一緒に買い物や映画に行くなど可能な限りリクエストに応える。「家族と過ごす時間が一番ほっとする」と笑う

【特集ページ】参院選2022

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