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個人情報が入ったUSBの紛失について陳謝する「ビプロジー」の幹部ら=24日午後、尼崎市役所
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個人情報が入ったUSBの紛失について陳謝する「ビプロジー」の幹部ら=24日午後、尼崎市役所
記者会見でUSBの紛失事案について説明する稲村和美市長=24日夕、尼崎市役所
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記者会見でUSBの紛失事案について説明する稲村和美市長=24日夕、尼崎市役所
神戸新聞NEXT
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 兵庫県尼崎市の全市民約46万人分の住民基本台帳情報などを記録したUSBメモリーが24日、紛失から2日間を経て見つかった。情報が流出した可能性は低いとみられ、稲村和美市長は会見で「ひとまずほっとした」と安堵の表情を浮かべたが、チェックが不十分だった市側の甘さも指摘される。

 USBを持ち出した委託先の協力会社の40代社員は21日夜、かばんにUSBを入れたまま飲食をし、22日未明、かばんごと紛失した。かばんが見つかったマンションは社員が飲食した居酒屋から1キロ以上離れているが、本人は当時、泥酔していて記憶がないという。

 この問題では、市の許可なくUSBでデータを持ち出した▽セキュリティー便などを使わずに個人で持ち歩いた▽作業後にUSBのデータ消去を怠った▽USBを所持したまま飲酒・飲食した-など、情報管理を巡る初歩的なミスが続々と明らかになった。

 「『慣れ』が原因だった。情報を扱う業者としてあり得ない事態で深くおわびする」。市の業務を受託する「BIPROGY(ビプロジー=旧日本ユニシス)」(ビ社)の平岡昭良社長は24日に会見して謝罪した。「長く業務に携わってきたベテラン中心の作業で緩みが生じていた」と釈明し、社内で総点検を指示したとした。

 一方で、市側も情報持ち出しに気付ける可能性があったが、適切な対応を取っていなかったという問題が浮上。稲村市長は「市の対応にも曖昧な点があり、外部の視点で検証が必要」と強調した。情報セキュリティーの実務を知る有識者や弁護士らによる第三者委員会を早期に設置し、原因の検証と再発防止を図ることを明らかにした。

 市民の不安も大きく、市の専用ダイヤルには23、24日の2日間で、3万2千件以上の問い合わせがあり、パンク状態になった。「口座を変えた方がいいのか」との相談もあるが、市は現時点で流出が疑われる情報はないとする。

 市は新たに25日から専用フリーダイヤル(TEL0120・746・370)を開設する。土日祝日を含む毎日午前9時~午後7時。市は「市職員や警察、金融機関から電話することはない」として、便乗詐欺への注意を呼び掛けている。(広畑千春、村上貴浩)

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