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広告用として広く普及したブックマッチ=姫路市東山、日東社
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広告用として広く普及したブックマッチ=姫路市東山、日東社
ブックマッチを製造する機械。1時間に約1万個が作られる=姫路市東山、日東社
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ブックマッチを製造する機械。1時間に約1万個が作られる=姫路市東山、日東社

 マッチの老舗メーカー「日東社」(兵庫県姫路市東山)が、日本で唯一続けてきたブックマッチの製造を6月受注分を最後に終了する。かつては広告用として喫茶店やスナックに置かれていたが、飲食店での喫煙が原則禁止になるなど需要が激減したことから、静かにその役割を終える。

 ブックマッチは、ブック型や紙マッチとも呼ばれ、ラベル面を本のように開いて使う。1923(大正12)年創業の同社は70年代前半に製造を始めた。82年のピーク時は約5億個を手掛けたが、喫煙率の低下と歩調を合わせるように製造量は400分の1にまで減り、生産終了を決めた。

 「コレクションしていたので寂しい」「愛煙家だった父を思い出す」。同社が5月末、生産終了を交流サイト(SNS)で発表したところ、懐かしみ、惜しむコメントが続々と寄せられた。

 個人的に買いたいという声も多く、同社はクラウドファンディングを活用して限定ブックマッチを製造する予定。木製の軸で紙箱に入ったボックスマッチの生産は続ける。

 同社の小林賢司工場長は「ブックマッチを見て、よく行ったお店や当時のことを思い出す人もいるかもしれない。ただの広告ではなく、昭和を感じさせる文化だった」と話している。(森下陽介)

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