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着任会見で抱負を語る米山徹明・神戸税関長=神戸市中央区新港町
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着任会見で抱負を語る米山徹明・神戸税関長=神戸市中央区新港町

 1日付で神戸税関長に着任した米山徹明氏(58)が6日、神戸市中央区の神戸税関で記者会見を開いた。覚醒剤などの不正薬物やコピー商品の密輸が深刻な状況にあるとし、「商業貨物や船舶旅客への検査で密輸を防ぐ」と決意を語った。

 愛媛県出身。電気通信大大学院を修了後、1989年に旧大蔵省(東京税関)に入省し、財務省関税局の経済連携室長や調査課長などを歴任した。外務省に出向し、米シカゴ総領事館や在インドネシア大使館に駐在した経験も。国内では東京以外での勤務は初めて。

 昨年の東京五輪・パラリンピック開催時は監視課長として、警察庁などと連携し、貨物の検査や港湾の巡視などを指揮。来年、神戸税関管内の広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、「テロの標的になる可能性があるので、経験を生かして厳格な水際取り締まりを行う」と強調した。

 神戸の第一印象について「歴史ある中に最先端の技術もあり、阪神・淡路大震災から復興した強靱性のある街」と表現。幕末に開港し、日本の近代化とともに歩んできた歴史に触れ、「地域のグローバル化にも貢献したい」と話した。(竜門和諒)

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