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ウクライナ周辺国でのボランティア活動を報告する上田琳さん(右端)ら=東京都港区
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ウクライナ周辺国でのボランティア活動を報告する上田琳さん(右端)ら=東京都港区
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ウクライナ周辺国でのボランティア活動を報告する上田琳さん(右端)ら=東京都港区
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ウクライナ周辺国でのボランティア活動を報告する上田琳さん(右端)ら=東京都港区
ウクライナ支援に参加した学生ボランティアの集合写真=東京都港区
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ウクライナ支援に参加した学生ボランティアの集合写真=東京都港区

 ロシアが軍事侵攻したウクライナからの避難民を支援するため、周辺国に派遣された日本の学生ボランティアが帰国して7日、東京都内で活動報告会を開いた。子どもの世話や物資の配布、清掃を担ったといい「力不足を感じた」「これからの人生に生かしたい」などと語った。

 日本財団ボランティアセンター(東京)が30人を2班に分けて派遣し、6月下旬までの約2週間、避難民の一時滞在所があるポーランドのプシェミシルなどで活動した。

 1班の代表として発表した兵庫県立大2年、上田琳さん(19)=同県西宮市=は、子どもとの交流を振り返って「元気で遊ぶことが好きな子ばかり。ただ、日常生活でロシアの悪口を言う場面もあり、紛争が幼い心にも刻まれていると感じた」と話した。

 避難民からは、防空壕の写真や銃弾の破片を見せられた。初めて戦争を実感して「もっとできることがあるのでは」と無力感を抱くこともあったという。

 国際医療援助団体「国境なき医師団」の看護師になるのが夢といい「医療の専門知識や技術だけでなく、語学力も高めて人の役に立ちたい」と力を込めた。

 このほか「支援物資は豊富だったが、夏用の洋服が不足するなど偏りがあった」などの報告があった。(末永陽子)

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