鋭い歯をむき出しにして、あごを大きく開くサメ。真っ赤に染まった口から２本の脚が突き出ている。米国のスリラー映画をほうふつとさせるが、その正体はかき氷。ユニークなデザインが、交流サイト（ＳＮＳ）で話題を呼んでいる。

　神戸市須磨区行幸町３のカフェ「パパパピッピーズ」が提供する「サメ氷　被害者つき」（９８０円）。２年前から販売していたサメ型のかき氷に昨年、「被害者」として棒状の菓子を人の脚に見立てて仕上げると、動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」で５０万回以上再生され、一躍注目を集めた。

　同じく１４０万回再生された「ワニ氷」や、「ボスゴリラ氷」「おうまさん氷」など、どれも造形のリアルさとコミカルさが絶妙だ。考案した店主の幸内政年さん（４６）は「アイデアでこの街に人を呼び込みたい」と日夜頭をひねる。

　同店ＴＥＬ０８０・４５６０・５９６３

（吉田敦史）