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5言語で改訂された「子どもと親の防災ガイドブック」
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5言語で改訂された「子どもと親の防災ガイドブック」

 兵庫県国際交流協会は、在日外国人や外国にルーツを持つ子どもたちを対象に、防災意識を啓発する冊子「子どもと親の防災ガイドブック」を改訂し、英語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語の5言語版を作った。県内在住の外国人約11万4千人のうち、5言語で約半数をカバーできるという。

 同協会は2012年度にガイドブックを作成。やさしい日本語と、9言語で説明されたもので、全国で利用されたという。その後、スマートフォンの普及が進み、新型コロナウイルスの感染対策も必要となったことなどから、改訂作業に取り組んだ。

 新たに、南海トラフ巨大地震の最新情報や避難所での感染症対策、風水害や土砂災害での5段階の警戒レベルなどを盛り込んだ。外国人コミュニティーなどにも意見を聞き、あえて「地震」などの漢字を表記。QRコードも付け、情報が取れるようにした。

 中国語への翻訳を担当した県国際交流課国際交流員の王秋声さんは、中国海南省の出身。18年の大阪府北部地震を体験してパニックになったといい、「ガイドブックが必要だと感じた」と話す。

 22年度中には、フィリピン語、韓国語、インドネシア語、タイ語の改訂版発行も予定。冊子は各市町の国際交流協会や日本語教室などに配布。県国際交流協会のウェブサイトからダウンロードもできる。(高田康夫)

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