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 新型コロナウイルスの流行「第7波」が猛威を振るう中、兵庫県内では21日、新規感染者が8169人に上り、2日連続で過去最多を更新した。第7波の増加傾向が始まってから、わずか約1カ月で第6波を超えており、置き換わりが進むオミクロン株の派生型「BA・5」の感染力の強さがうかがえる。重症病床の使用率はまだ8・4%だが、今後高齢者に感染が拡大すれば上昇する恐れもあり、専門家は警鐘を鳴らしている。

 第6波の感染者の増加傾向は昨年末に始まり、2月10日の6562人がこれまでの最多だった。第7波では6月18日を起点に増加が始まり、7月1日に千人を突破し、前週比2倍以上の速さで感染者が増加。20日に6666人で過去最多を更新し、21日は8千人を超えた。

 感染急拡大の背景の一つとして指摘されているのが、BA・5への置き換わりだ。神戸市が21日に公表した変異株PCR検査の結果では、BA・5などへの感染が疑われる患者の割合が、7月4~10日に初めてBA・2などを上回って55・8%になり、11~17日には80・9%に達した。

 今後心配されるのは、重症化しやすいとされる高齢者への感染拡大だ。70代以上の感染者は6月23~29日に5・8%だったが、感染拡大とともにじわりと増え続け、7月14~20日には7・9%となっている。

(高田康夫)

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