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兵庫県立西宮病院(資料写真)=西宮市六湛寺町
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兵庫県立西宮病院(資料写真)=西宮市六湛寺町

 兵庫県は26日、2年前に県立西宮病院で行われたへんとう摘出手術で医療事故が起きていた、と発表した。患者は手術中、口角に重いやけどを負って塗り薬などで治療を続けたが、回復しなかったため、今年5月に外科手術で傷痕を除去。経過は良好という。

 県によると、2020年11月2日、30代の男性患者が口内のへんとう摘出手術を受け、同病院の耳鼻咽喉科医が執刀。電流を流して止血するピンセット型の器具「バイポーラ」を使用した際、熱を帯びた金属部分が患者の右口角に触れ、やけどを負わせたという。

 バイポーラには先端部分以外は熱を帯びない「絶縁タイプ」もあり、今回の手術ではこのタイプを使用すべきだったが、執刀医と看護師は使用したバイポーラが持つやけどのリスクを認識していなかったという。(金 旻革)

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