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 新型コロナウイルス流行「第7波」による感染急拡大に伴い、兵庫県内でも高齢者を中心に感染者の死亡が増え始めている。感染の波の底だった6月18日以降、64人の死亡が公表され、多くが80代以上だった。オミクロン株は重症化しにくいとされるが、第6波では80代以上の感染者の25人に1人が亡くなっており、教訓を生かして高齢者の感染と重症化をどう防ぐかが課題となる。

 県のまとめでは、第7波の7月27日までの死者(発表日ベース)の年代別は、30代=1人▽50代=2人▽60代=1人▽70代=7人▽80代以上=42人。これまでの流行では、感染者の増加に遅れて死者が増える傾向にある。第7波の死者も今後さらに増える可能性があり、28日には7人、29日には4人の死亡が公表された。

 これまでの県内の死者数は第6波の845人が最も多かった。一方、死亡率は第1波の6・43%が最高で、第4波の3・38%と続き、第6波は最も低い0・23%にとどまった。

 ただ、80代以上に限ってみると、第6波では感染者1万4383人(6月18日時点、その後の取り下げは反映せず)のうち死者は627人で、死亡率は4・35%。死亡率が0・1%に満たない50代以下と比べ、高齢者の感染は今でもリスクが高い。

 斎藤元彦知事は27日の会見で「死亡された方が一人でもおられるのは大変痛ましい。これから高齢者の医療現場での対策が大事になってくる」と話した。県感染症対策課は「高齢者に気を付けてもらうとともに、若い世代もワクチンを打つなどして高齢者に感染を広げないように対策をしてほしい」と呼びかけている。

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