旬を迎えた特産マダコを使った干しだこ作りが、明石市二見町の二見港で始まっている。観測史上最速の梅雨明けを受け、異例の6月末から作業が本格化。連日厳しい日差しが照りつけ、一昼夜で自慢の逸品が仕上がる。
兵庫県内は2日も高気圧に覆われ、37・8度を記録した豊岡など4地点で猛暑日となった。同日から5日間は暦の上で「半夏生」。作物が大地に根付くよう、関西ではタコを食べる習慣がある。
同港ではタコつぼ漁師を親類に持つ西尾礼子さん(75)らが干しだこ作りに汗を流す。新鮮なマダコを早朝からさばき、竹串を使って足を広げて乾かす。
昨年は記録的な不漁に見舞われ、材料確保に奔走。今季の水揚げは順調な滑り出しという。西尾さんは「こんな早くに作業が盛りになった記憶がない。猛暑は大変やけど、お日さまを浴びるほどに黄金色のええタコが仕上がる」と目を細めた。(小林良多)









