藤井聡太王位(20)=竜王、叡王、王将、棋聖=が、無理のない自然な手を選び続け、豊島将之九段(32)=兵庫県尼崎市=から貴重な2勝目を挙げた。神戸市で20、21日に指された「お~いお茶杯第63期王位戦」(神戸新聞社主催、伊藤園特別協賛)7番勝負第3局は、藤井王位の底力が存分に発揮された一局だった。
第1局、第2局と異なり、早々に両者の研究から離れた本局。初日は藤井が敵陣に角を打ち込んで攻め、豊島が受ける展開になった。2日目、豊島は封じ手の3八飛(51手目)で守りを固めた後、7四桂(53手目)から攻撃に転じ、昼食休憩を挟んで3時間3分の長考で5三角成(59手目)と成りこんだ。
一方の藤井は7六歩(56手目)~8六歩(60手目)と、歩を使った攻めなどによって着実に豊島玉に迫り、豊島による勝負手の2四桂(67手目)にも的確に対応して最後は即詰みに討ち取った。
「両者とも、際だった妙手も悪手も、表面上は見られなかった」と副立会人の船江恒平六段(35)=加古川市=が評した一局。立会人の福崎文吾九段(62)は「明かりが見えていると思って進んだら獣道だったみたい」と豊島の心情を代弁する。
少しずつ優位を築いて20代初の対局を白星で飾った藤井。「自然な手というのは後から分かるもの。第一感で見えても実際に指しこなせる人は少ないが、藤井王位は指し続けることができた」と船江六段は、本局から垣間見えた藤井の強さを語る。
持ち時間各8時間のうち、残りは豊島1分、藤井1時間2分。福崎九段は「後手番の藤井が、悪手を指さない方針を貫いて勝利した。1勝2敗となった豊島九段は次局、背水の陣で臨むのではないか」と話した。(井原尚基)
【藤井聡太王位の話】経験の少ない形で序盤から難しかった。6五歩(40手目)から仕掛けたが、6四歩(43手目)からの反撃を軽視していた。6六桂(47手目)まで進むと自信がなかった。2四桂(67手目)は予想していなかった。7六歩(78手目)と打った局面で、攻めがつながりそうだと感じた。
【豊島将之九段の話】6四歩(43手目)で、うまくいくかは分からなかった。4八銀(50手目)に3八飛(51手目)は仕方ない。6三歩成(57手目)では、違う手があったかもしれない。2二玉(58手目)とされた局面で、勝負できる順が分からなくなり長考となった。2四桂(67手目)では負けかなと思っていた。
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