原爆投下時に母親の胎内で被爆した「胎内被爆者」と、その人たちの手記の英訳に取り組む関西学院大(兵庫県西宮市)などの学生が交流する集会が5日、広島市で開かれた。健康被害や差別に遭った胎内被爆者の実態を伝えようと表現に悩んだ学生たち。「原爆の記憶を国外や次の世代に伝え、世界を平和にしたい」と意見を交わした。6日、広島は77回目の「原爆の日」が巡ってくる。(門田晋一)
学生たちが英訳しているのは、胎内被爆者らが書いた体験記47本を載せ、2020年に原爆胎内被爆者全国連絡会が発行した手記集「生まれた時から被爆者」。広島市出身で、祖父が被爆した関学大4年の貞岩しずくさん(22)=西宮市=が中心となり、国際基督教大や琉球大など10大学45人でつくるグループ「AOGIRI(アオギリ)」が昨年の夏から翻訳を始めた。
集会には手記を執筆した5人と、学生4人がオンラインも併用して参加。爆心地の南西約3キロに居た母親の胎内で被爆した松浦秀人さん(76)は愛媛県内では原爆につながる記憶がなく「広島市で生まれ育った人たちとは違う感じがいつもする」と話した。自身は直接の被爆者ではなく被爆2世だと思っていたが、30歳を過ぎて胎内被爆者と知った驚きを明かした。松浦さんの手記を担当した関学大2年の的野聖芽さん(19)=兵庫県明石市=は「翻訳活動が報道され、胎内被爆者の存在を知ってもらう機会になった」と話した。
石井和子さん(76)=広島市安佐北区=は、原爆ドーム近くの警察署で爆死した父親を捜すため投下から7日後、広島市に入った母親の胎内で被爆した。「手記が英訳されたことは強い希望だ。世界の愛と平和に貢献できるチャンスをもらった」と期待を寄せた。翻訳した国際基督教大2年の田中瞳子さん(19)=兵庫県川西市出身=は「言語の壁を越えて被爆者の思いと、原爆が人の一生を変えてしまうことが伝えられて素晴らしいと思う」と話した。
同連絡会代表世話人の二川一彦さん(76)は「原爆の非人道性と、胎内被爆者の存在を海外に伝えられる。若い人たちが苦労して英訳に挑戦し、感謝している」。英訳を呼びかけ、ふるさとでの集会を終えた貞岩さんは「広島や長崎にルーツがない大学生も、一生懸命向き合って勇気をもらった。広島に誇りをもって生きたいと改めて思った」と話した。
英訳は今年10月をめどに完了し、電子書籍として発信する予定という。
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