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国会議事堂(資料写真)=東京都千代田区永田町1
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国会議事堂(資料写真)=東京都千代田区永田町1
谷公一衆院議員
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谷公一衆院議員
西村康稔衆院議員
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西村康稔衆院議員

 第2次岸田改造内閣は10日午後、皇居での認証式を経て発足した。兵庫県関係では谷公一衆院議員(兵庫5区)と西村康稔衆院議員(同9区)の2人が入閣した。

 谷公一衆院議員は、国家公安委員長、防災担当相として初入閣を果たした。同日午後、所属する二階派の議員が見守る中で連絡を受けると「ありがとうございます」と笑顔に。「何もなくて当たり前、何かあると責任を取らねばならないポスト。安倍晋三元首相への襲撃で国民の不安感が増している。安全安心を高めるために頑張りたい」と抱負を語った。

 元農林水産相だった父洋一氏(故人)から地盤を受け継ぎ、2003年に初当選。復興副大臣や全国災害ボランティア議員連盟会長などを務め、防災や東日本大震災からの復興に携わり続ける。岸田首相からも「経験を生かして」と期待されるが、「災害は経験を超えたことが起こりうる。阪神・淡路大震災も東日本もそうだった」と肝に銘じる。

 「大臣が目標だったわけではない。どういう仕事をするかが大事」と自らに言い聞かせるように話した。

 西村康稔衆院議員は、昨年10月に経済再生担当相を退任して以来の入閣となった。経済産業相として、福島第1原発にたまる処理水の海洋放出や、電力需給の逼迫などの難題に当たる。議員会館の事務所で閣僚呼び込みの電話を受けると「本当に心して取り組まないといけない」と表情を引き締めた。

 経産省(旧通産省)はかつて勤めた古巣。「『日本を良くしよう』と入省し、『より大きな立場で国のために』と政治家を志した。二つの初心をもう一度心に留めて頑張る」と誓った。

(永見将人、小西博美)

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