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手順や工夫などを発表したあと、画面で実際に使ってみせる=宝塚市雲雀丘4
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手順や工夫などを発表したあと、画面で実際に使ってみせる=宝塚市雲雀丘4
さまざまなデータを読み込む画面。工夫をこらす=宝塚市雲雀丘4
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さまざまなデータを読み込む画面。工夫をこらす=宝塚市雲雀丘4

 人工知能(AI)を使って、あんなことができたらいいな、こんなものがあったら便利…。そんなアイデアをきっかけに初歩的なことから学び、ウェブアプリの開発にまでチャレンジするサマースクール「AIラボ」が今夏、中高生を対象に雲雀丘学園中学校・高校(兵庫県宝塚市)で開かれた。(鈴木久仁子)

 参加したのは同校の希望者12人。先端技術のAIに関する基礎知識を学びながら、画像や音声の認識を駆使、データを収集し、最終日にはウェブアプリを作って発表するまでの6回シリーズ。7月8日から1カ月をかけて、完成にこぎつけた。

 講師は「スキルアップAI」の小県(おがた)信也さんで、ロボットプログラミング教室「プログラボ」のスタッフも支援する。

 生徒らは前半で基礎知識を学び、それらを使ってそれぞれがユニークなアイデアを考えた。例えば、ニラとスイセンを判別できる▽流れる曲にどんな楽器が使われているかを当てる▽六面立体パズルをそろえる次の一手を教えてくれる▽夜空の星がどの星座の星なのかが分かる-など、それぞれが「あったらいいな」の実現に向け、開発に取り組んだ。

 最終発表は今月8日。「思ったより集めたデータが少なく、精度が低くなってしまった」「イメージ通りにならずに何度も壁に当たったがあきらめず、ほかのデータを探せないか、発想を変えられないかなど考えた」と課題や考察も共有された。

 「最終的には誰にどうやって使ってもらえるか、想像することが大事」と小県さん。同校の林宏樹教諭は「3年後の共通テストにこの分野の『情報』から出題されることもあり生徒たちの関心は高い」と話す。参加した高校1年の男子生徒(16)は「まだまだ完璧にはできなかったが、楽しかった。みんなのアイデアに刺激を受けた。これからも続けたい」と笑顔だった。

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