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草の先端で羽を休める雄のハッチョウトンボ=西宮市内
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草の先端で羽を休める雄のハッチョウトンボ=西宮市内

 国内最小のトンボと言われ、世界でも最小の部類に属する「ハッチョウトンボ」が兵庫県芦屋、西宮市内の湿地で飛んでいる。兵庫県のレッドデータブックで絶滅の危機が増大しているとされる「Bランク」に指定され、限られた場所でしか観察できない。

 両市境付近にある広々とした湿地。シラサギが飛ぶ姿に見えることから名付けられた「サギソウ」などの希少植物が生えている中、目を凝らすと、小さな赤いトンボが草の上で羽を休めている。

 体長2センチ以下で1円玉より小さく、日当たりの良い浅い湿地に生息。成長すると雄は体が真っ赤になり、雌は灰色や黄色がまざったしま模様になる。日本山岳写真協会関西支部の山本和典さん(68)は6~9月ごろによく見かけるといい、「湿原には貴重な昆虫や植物が多い。観察時は環境に配慮を」と話した。

(村上貴浩)

阪神
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