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関西の成長を目指して意見交換する斎藤元彦兵庫県知事(左)と吉村洋文大阪府知事=8日午後、神戸市中央区脇浜海岸通1、人と防災未来センター(撮影・中西幸大)
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関西の成長を目指して意見交換する斎藤元彦兵庫県知事(左)と吉村洋文大阪府知事=8日午後、神戸市中央区脇浜海岸通1、人と防災未来センター(撮影・中西幸大)
意見交換後、会見で所見を語る兵庫県の斎藤元彦知事(左)と吉村洋文大阪府知事=8日午後、神戸市中央区脇浜海岸通1、人と防災未来センター(撮影・中西幸大)
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意見交換後、会見で所見を語る兵庫県の斎藤元彦知事(左)と吉村洋文大阪府知事=8日午後、神戸市中央区脇浜海岸通1、人と防災未来センター(撮影・中西幸大)

 2025年大阪・関西万博を見据え、兵庫県と大阪府の両知事が関西発展に向け議論する「兵庫・大阪連携会議」の第2回会合が8日、神戸市内で開かれた。大阪府が万博で商業運航を目指す「空飛ぶ車」について、兵庫県内で離発着場の設置を本格的に検討することで合意した。淡路島などを候補地に、県が具体化に向けた調査に乗り出す。

 同会議は、兵庫の斎藤元彦知事と大阪の吉村洋文知事が昨年12月に初開催。産業▽観光▽国際金融都市-の3分野で共同事業に取り組むことで一致していた。

 大阪府は万博会場となる人工島・夢洲(大阪市)に、人を乗せて空を移動するドローン型の「空飛ぶ車」の離発着場を設ける方針。来年2月にも全国初の実証実験を予定する。

 この日は吉村氏が「大阪と兵庫は海でもつながっている。大阪湾や神戸港周辺の海上で飛行ルートを検討することは現実的で双方にメリットがある」と述べ、候補地に淡路島を提案。斎藤氏は阪神間や但馬空港なども候補に挙げ「離発着場の整備に大きなコストはかからないはず。新たな移動手段は地域課題の解決にも有効だ」とした。

 このほか、旅行割引「県民割」の将来的な対象地域拡大を見込み、両府県で共同プロモーションを行うことで一致。インバウンド(訪日客)誘致に向けた海外での共同トップセールスでも意気投合した。また起業家を志す若者がビジネスプランを競う「スタートアップ甲子園(仮称)」(来年3月に神戸市で開催予定)を両府県が交代で開くことを決めた。(金 旻革)

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