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実際の銃と同様の危険性があると判明したおもちゃの銃「スカイマーシャル」(購入者提供)
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実際の銃と同様の危険性があると判明したおもちゃの銃「スカイマーシャル」(購入者提供)
金属製のパーツが使われているスカイマーシャル(購入者提供)
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金属製のパーツが使われているスカイマーシャル(購入者提供)

 インターネットで販売されていた中国製のおもちゃの拳銃が、改造によって実弾が発射でき、実際の銃と同様の危険性があることが判明し、全国の警察が購入者から回収を進めている。兵庫県警などへの取材で分かった。

 「スカイマーシャル」という中国製のおもちゃの拳銃で、大手通販サイトなどで販売されていた。兵庫県警薬物銃器対策課によると、そのままでは拳銃として使えないが、改造すれば実弾の発射が可能と分かった。

 警察庁は9月5日、スカイマーシャルを回収するよう全国の警察に通達した。警察庁がインターネットの販売履歴から作ったリストに基づき、兵庫県警などが直接、購入者に連絡を取るという。

 関東地方在住の購入者は今年6月、ネット通販大手アマゾンで約4千円で買った。金属パーツが多用されており、「カッチリした動きで重量感もあり、非常によくできていると感じた」と振り返る。9月2日、近くの警察署から電話があり、やってきた警察官に現物を引き渡したという。「回収時の物品名がトイガン(おもちゃの銃)ではなく、回転式拳銃となっていて、緊張しました」

 スカイマーシャルは現在のところ、所持していても銃刀法違反ですぐに摘発されることはないが、兵庫県警薬物銃器対策課は「トイガンとはいえ、改造すれば危険な物になり得る。過去にも改造銃や密造銃が摘発された事例はあり、注意してほしい」としている。

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