「昭和の伊能忠敬」「漂泊(ひょうはく)の絵図師」と呼ばれた男性がいる。神戸市生まれで、1990年に75歳で亡くなった井沢元晴さんだ。太平洋戦争の激戦地から戻った後、空襲で焼け野原になったふるさとに衝撃を受け、筆を握った。神戸や阪神間、大阪など各地を回って惨状を記録。遺族が保管する約400点の「戦災スケッチ画」が23日から、神戸市中央区楠町7の安養寺本堂で展示される。(中島摩子)
長女の足立恵美子さん(74)=神戸市西区=によると、井沢さんは神戸の印刷会社に勤めながらデザインを学んでいたが、43年に28歳で陸軍に召集され、船舶兵としてフィリピンへ向かった。絵の才能を見込まれ、作戦地図として、上空から地上を斜めに見下ろしたような鳥瞰(ちょうかん)図を描く役割を担っていたという。
多くの戦友は前線で命を落とし、終戦を迎えた。「生き残った自分はやすやすと暮らしてはいけない。亡くなった戦友に申し訳ない」。そして「郷土が破壊された惨状を後世に伝える」と決意したという。
原爆投下直後の広島や空襲で傷ついた神戸、大阪、阪神間などをスケッチして回った。「父にとって、戦災画を描くことは、仕事というより生き方そのものでした」と足立さん。
その後、学校から、鳥瞰図を社会科教材として活用させてほしいと提案されたのをきっかけに、「私たちの郷土地図」と題した鳥瞰図を作成し、小中学校に納めるようになったという。
52年からは鳥取県倉吉市で家族と暮らしながら、西日本一帯を訪ね歩き、鳥瞰図を作成した。子どもたちが鳥瞰図をきっかけにわが町を知る-。井沢さんには「郷土を愛する子どもは、戦争をしない大人に成長する」という信念があった。
自転車と徒歩で町をくまなく見て回り、住民に話を聞いた。メモは取っても、写真は撮らず、倉吉市に戻ると、記憶を頼りに一気に作品を仕上げたという。メディアで「昭和の伊能忠敬」などと紹介されたこともあり、朝来市や赤穂市、三木市などの学校にも作品を届けたことが、60年代の新聞に記されている。
90年に没したが、今年5月、大阪府立中之島図書館で開かれた作品展「昭和~平成~令和をつなぐ 鳥瞰図絵師列伝」で紹介されるなど、再び注目が集まる。
そして三十三回忌に合わせ、遺族が戦災スケッチ画展を企画。神戸の元町や花隈、生田の森などを描いたモノクロ作品を展示する。折しも、ロシアのウクライナ侵攻が続き、足立さんは「絵を見ていると、『戦争はぜったいにしたらあかんで』という父の声が聞こえるようです」と話している。
23~25日の午前10時~午後4時。23日は本堂で法要があり、一般見学は24、25日が望ましい。安養寺TEL078・341・5894
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