国内各地で多発する地震や水害などの自然災害。特に不安を感じるのが、小さな子どもがいる家庭だろう。いざというときのために、今すぐできる備えについて取材した。9月は「防災月間」。(大橋凜太郎)
8月上旬、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO、神戸市中央区)の一室。「いざというときに助け合える仲間が必要」「人間関係が希薄なので、もっと子どもと地域行事に出掛けた方が良い」…。災害への備えを巡り、会場とビデオ通話で参加した子育て中の母親ら約20人が自由に意見を出し合った。
子育て世代向けの防災講座「あおぞら防災ママ認定講座」。大阪市を拠点に子育て支援事業を手掛ける一般社団法人「あおぞら湯」が開いた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、動画教材での事前学習を踏まえた内容となった。
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その動画教材に登場する防災士の坂本まりさん=大阪府豊中市=が強調するのが、子どもは災害発生直後、大人以上に不安を覚えるという点だ。普段と同じという安心感が大切になるとも指摘する。
坂本さんは子育て世帯の非常用持ち出し袋について、お気に入りのおもちゃや服などを必ず入れることを推奨。備蓄では、食の好みが合わない状況を避けるため、非常食の内容を普段から子どもと相談することなどを勧める。
災害はいつどこで起こるか分からない。「家族が避難所で合流する際は、施設の具体的な場所まで指定しておき、その場所が損壊していた場合も想定し、候補をいくつか用意しておいた方がいい」と坂本さんはアドバイスする。
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一般的に非常用持ち出し袋にどんなものを用意しておけばいいのかも詳しく知っておきたい。
姫路市を拠点に活動する防災士小西玲奈さんは、考える基準として、「ライフラインが止まっている状態で、被災したその日1日を避難所で過ごすためには、家族で何がどれだけ必要かが大事になる」と話す。特に入れておきたいものとして挙げるのが、携帯トイレ、水、マスク、レインコート、歯ブラシ、非常食、ヘルメット、着替え、口腔(こうくう)ケア用のウエットティッシュ、おやつ、手袋、ブランケット-の12種類だ。
これとは別に、寝室にヘッドライト、靴、ホイッスルも用意すべきという。停電時の暗がりでも玄関までけがなくたどり着き、いざというときに助けを呼ぶためだ。
幼い子どもがいる場合のおむつや液体ミルクなど、用意すべきもの、持ち出すべきものについては状況に応じて工夫したい。
小西さんは「準備すべきものは、これだけで良い訳ではない」と念押した上で、「持ち出し袋は避難時に通る確率の高い玄関に置いた方がいい」と助言してくれた。
このほか、子育て家庭では避難ルートになりそうな自宅周辺の危険箇所などを事前に親子で点検しておくのもすぐに対応できそうだ。
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災害が発生すると誰もが冷静な行動を取るのが難しくなる。ましてや幼い子どもを抱えながらの避難は簡単ではない。何より、日ごろから子どもを交えて家族で防災について話をしておきたい。
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