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会見で意気込みを語る遠藤邦彦所長=神戸地裁
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会見で意気込みを語る遠藤邦彦所長=神戸地裁

 神戸地裁所長に2日付で就任した遠藤邦彦氏(61)が22日、同地裁で記者会見した。裁判所を巡っては、民事裁判の全手続きが2025年度までにオンラインでできるようになるなどIT化への動きが加速しており、「IT化を契機に運営の改善や裁判の質の向上も意識し、より利用しやすい裁判所に向けて取り組みを進めたい」と力を込める。

 福島県出身。京都大を卒業後、1989年に大阪地裁判事補になり、同地裁判事などを務めた。18年以降は司法研修所教官、裁判所職員総合研修所長を歴任し、過去4年間は主に研修の面で力を発揮。神戸での勤務は初めてとなる。

 会見では、管内に9支部と独立した4簡裁がある神戸地裁の特徴を挙げ「管内の支部と簡裁の数は日本で一番多い。県内全体にしっかりと目配りする必要がある」と強調。民事裁判ではオンラインによる争点整理などの手続きが既に各支部で始まり、「IT化が定着しつつある。裁判の仕方が変われば働き方も変わる」と今後を見据える。

 ワイン好きで、できる限り自然のままにこだわる製法には特に関心が高いという。「兵庫は、各地域でこだわりを持ってものづくりをしている人が多いという印象がある。いろいろと味わうのが楽しみだ」と話した。(篠原拓真)

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