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 兵庫県内の県立高校2校が2017~22年、計5回にわたり、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体所属の大学教員に、性教育をテーマとする講演を依頼していたことが分かった。5日の県議会決算特別委員会で、県教育委員会が認めた。

 県教委によると、大学教員は「世界平和女性連合」の地方組織の女性幹部。17年に神戸市の高校で1回、18~22年に姫路市の同じ高校で4回、それぞれ講演した。担当教諭らが講演実績などを基に人選し、校長が決めた。性感染症の予防を呼びかける内容が中心だったという。姫路の講演は、いずれも県費で謝礼が支払われていた。

 夏休み前に生徒に注意を促そうと企画したといい、県教委は「教員の専門的知見が学校の求める講演内容と合致したから」と説明している。

 決算委でこの問題を取り上げた共産党の入江次郎議員(姫路市)は「今後は関係を断つのか」と繰り返しただしたが、県教委側は「誤解を招かないよう配慮したい」とするにとどめた。

 ただその後、県教委内でも答弁内容が議論となり、神戸新聞の取材には一転して「講師の選定を含め、関与しない」と回答した。(大橋凜太郎、田中陽一)

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