• 印刷
ヒョウ柄の松葉ガニ(但馬産松葉ガニ普及推進協議会提供)
拡大
ヒョウ柄の松葉ガニ(但馬産松葉ガニ普及推進協議会提供)
山下所長がインスタグラムに投稿した珍しい魚の写真。こちらは、ウミウシの仲間「ハナデンシャ」。名前は電飾を施した路面電車に由来するという(但馬産松葉ガニ普及推進協議会提供)
拡大
山下所長がインスタグラムに投稿した珍しい魚の写真。こちらは、ウミウシの仲間「ハナデンシャ」。名前は電飾を施した路面電車に由来するという(但馬産松葉ガニ普及推進協議会提供)
白色のコバンザメ(但馬産松葉ガニ普及推進協議会提供)
拡大
白色のコバンザメ(但馬産松葉ガニ普及推進協議会提供)
但馬漁協の所属船「竜宝丸」が漁獲したダイオウイカ(但馬産松葉ガニ普及推進協議会提供)
拡大
但馬漁協の所属船「竜宝丸」が漁獲したダイオウイカ(但馬産松葉ガニ普及推進協議会提供)
出勤前に港に寄って、水揚げされた魚を撮影する山下正晶所長=香住漁港西港
拡大
出勤前に港に寄って、水揚げされた魚を撮影する山下正晶所長=香住漁港西港

 インスタグラム(インスタ)で、競りに並ぶカニや魚の写真などを活発に投稿している「但馬産松葉ガニ普及推進協議会」。フォロワー数は約3500と但馬有数の規模を誇る。「中の人」を取材すると、県但馬水産事務所(香美町香住区境)の山下正晶所長(54)だった。(長谷部崇)

 同協議会は、但馬地域の各港でブランド化された松葉ガニ(ズワイガニ雄)を但馬産というくくりでPRしようと、漁業や水産加工業、観光業などの約20団体が2020年8月に設立。但馬水産事務所に事務局がある。

 山下所長は翌21年4月に神戸から赴任。担当職員がインスタに協議会のアカウントを開設・運営しており、山下所長も昨年の松葉ガニ漁解禁(11月6日)を機に投稿を始めた。

 当時のフォロワーは約960。人気アカウントや経験者の声を参考に、とにかく毎日投稿を続けることにしたという。松葉ガニの競りの写真や動画を連日アップすると、フォロワーが1日で50人増えるなど反響が大きく、あっという間に2千フォロワーを突破した。

 香住漁港西港の近くに家を借りていた山下所長。香住ではカニ以外にもたくさんの種類の魚が揚がる。出勤前に競りをのぞき、その日に水揚げされた魚を撮影し、昼休みに投稿するのが日課になった。

 アカエビとシロエビの紅白丼など手作りした魚料理や、仲良くなった漁師が船上で撮った美しい海の写真なども紹介。協議会の構成団体に加盟する旅館や民宿、加工業者もホームページを参考に延べ約200軒以上を紹介するなど、あの手この手で日々の投稿を続けている。

 「毎日競りに顔を出したおかげで、香住で揚がる魚の写真は、ほぼ全て網羅できたはず」と山下所長。珍しい魚を投稿すると、「こんな魚取れるの!?」「ハマの情報が面白い」などの反応もあり、水産庁の職員もフォローしてくれているという。

 いよいよ、今シーズンの松葉ガニ漁解禁も間近。5千フォロワー突破を目指す山下所長は「但馬に来てもらって、おいしいカニや魚を味わってもらうのが一番の目的。インスタを通じて但馬の魅力を発信していきたい」と話している。

但馬
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 20%

  • 37℃
  • ---℃
  • 40%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ