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江崎グリコの電光看板前でポーズをとる福崎町ふるさと大使のアルミカン赤阪侑子さん(左)と河童のガジロウ=大阪市内
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江崎グリコの電光看板前でポーズをとる福崎町ふるさと大使のアルミカン赤阪侑子さん(左)と河童のガジロウ=大阪市内
「河童のガジロウ」と手をつないで繁華街を歩くアルミカン赤阪侑子さん=大阪市内
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「河童のガジロウ」と手をつないで繁華街を歩くアルミカン赤阪侑子さん=大阪市内
注目を浴びながら繁華街を歩くアルミカン赤阪侑子さん(手前左)と「河童のガジロウ」=大阪市内
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注目を浴びながら繁華街を歩くアルミカン赤阪侑子さん(手前左)と「河童のガジロウ」=大阪市内
福崎町ふるさと大使に就任したアルミカン赤阪侑子さん(右)と同町キャラクターの「河童のガジロウ」=大阪市内
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福崎町ふるさと大使に就任したアルミカン赤阪侑子さん(右)と同町キャラクターの「河童のガジロウ」=大阪市内
「妖怪ベンチフォトコンテスト」で「妖怪で賞」を受賞した作品。赤阪侑子さん(左)とガジロウ(赤阪さん提供)
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「妖怪ベンチフォトコンテスト」で「妖怪で賞」を受賞した作品。赤阪侑子さん(左)とガジロウ(赤阪さん提供)

 兵庫県福崎町は21日、漫才コンビ「アルミカン」の赤阪侑子さんを「福崎町ふるさと大使」に任命した。所属する松竹芸能(大阪市)で委嘱式があり、赤阪さんは「(町の人気キャラクター)『河童のガジロウ』の妹にさせてもらったので、兄とともに頑張っていきたい。『ガジ兄』とともに日本全国にとどまらず、世界を目指して福崎町をPRしていきたい」と抱負を語った。

 赤阪さんは尼崎市出身。高橋沙織さん(神戸市出身)と2009年にコンビを結成。今年5月に行われたイベントに出演するため福崎町を訪問した際、同町で人気のキャラクター「河童のガジロウ」に似ていると言われたことをきっかけに、自身のSNS上でガジロウを兄、自らを妹ガジ子と呼び、同町を繰り返し訪問。その様子を投稿している。同町が8月に開催した「妖怪ベンチフォトコンテスト」ではガジロウのベンチを撮影した作品で「妖怪で賞」を受賞した。

 委嘱式では尾崎吉晴町長が「ガジロウに妹ができた。これからもガジロウと同様にかわいがっていただきたい。福崎町はガジロウで振興に努めている。このたびアルミカンの赤阪さんがネタの中で自分はガジロウの妹のガジ子ですと言っていただいたご縁で大使をお願いしたところ、快く引き受けてくれた。これからガジロウ、ガジ子、アルミカンで福崎町を盛り上げていただきたい」とあいさつ。

 就任記念品として赤阪さんには河童サイダー1箱が贈られ、ガジロウからも今後2年間、ふるさと大使として活動する際に使用する名刺が渡された。名刺の表面には相方の高橋さんが描いた赤阪さんの似顔絵が、裏面には「妖怪で賞」を受賞した際の副賞の色鉛筆で赤阪さんが手掛けたガジロウが描かれている。

 赤阪さんは「ガジロウと漫才をしてみたい」と笑顔で話し、その後、ガジロウとともに大阪の街に繰り出して福崎町をPRした。

 アルミカンは29日午後4時半から同町文化センターである「第47回福崎秋まつり」に出演し、就任披露と記念漫才を行う。問い合わせは、同町地域振興課TEL0790・22・0560

■松竹芸能社長、関根康氏「アルミカンがトリオに」

 ガジロウさんと赤阪さんの新たなファミリーが誕生した。赤阪さんがガジロウと将棋を指している写真を見たときは本当にびっくりした。日本人は妖怪が大好き。アニメでもどんどん新しい妖怪が出てくる。その中でガジロウのインパクト、一緒に将棋を指している赤阪さん、すごい出会いをいただいたと思う。播州は、松竹歌舞伎でもたびたび舞台として登場する関係の深いところ。ガジロウや大勢の妖怪と一緒に日本文化の発展を進めていく機会をいただけたことを感謝している。場合によってはアルミカンがトリオになるのではと思っている。

■アルミカン高橋沙織さん「ノリの良さに感謝」

 今年上方演芸会のネタで「福崎町の皆さん、赤阪さん親しみありますよね?ガジロウにそっくりでしょ」という振りに、赤阪さんが「どこがやねん!」と突っ込む予定だったが、会場からは大きな拍手と笑いが起きて赤阪さんが突っ込めなかった。そこからガジロウと言っていたら、「ふるさと大使」に就任することになった。河童に似ていてふるさと大使になったというのは史上初では?と思います。福崎町、ガジロウのノリの良さ、懐の深さに感謝しています。アルミカンと一緒に、福崎町、ガジロウ、アルミカンが盛り上がっていけたらいいなと思っている。

■アルミカン赤阪侑子さん「『ガジ兄』と世界へ」

 朝からキュウリを食べてきました。福崎町は住んだことはないし出身でもない。フォルムだけで「ふるさと大使」に委嘱させてもらったのは本当に驚き。町長、後悔はないですか?最初は「河童大使」と聞いていたが、ふたを開けたら「ふるさと大使」ということで荷が重いと感じているが、妹にさせてもらったので、兄とともに頑張っていきたい。子供の頃から妖怪が好き。人間であることに違和感があった。やっと本来の自分で生きていける気がする。「ガジ兄」とともに日本全国にとどまらず、世界を目指して福崎町をPRしていきたい。

     ◇

委嘱式後の赤阪さんと報道関係者との主なやりとりは次の通り

-福崎町の魅力は?

「他の町にはない面白い取り組みをしている。私はツイッターで勝手にガジロウに似ているとつぶやいていただけなのに、乗っかってくれた面白さ、柔軟さ、ノリの良さに感動している。フォトコンテストも面白いし、グッズもいろいろある」

-今後取り組みたいことは?

「ガジロウと漫才をやりたい。海外に行ってみたい。ガジロウとは笑いのセンスが似ている。私は喋るのが得意ではない。顔芸で笑わせるタイプ。ガジロウも同じだと思う。好みは似ていると思うのでシュールな笑いを届けたい。子供の頃から妖怪が好きで、何に似ているかな、座敷童、垢なめと考えていたが、まさか河童に似ているとは思っていなかったのでびっくり。似ているからと大使になるのは松竹芸能では初? 皆さんが見つけてくれた。お客さんの拍手がなかったらこうなっていなかった。福崎町の皆さんがふるさと大使にしてくれたと思う」

西播阪神
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