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新駅の建設が想定されている橋=西宮市と尼崎市の市境
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新駅の建設が想定されている橋=西宮市と尼崎市の市境
阪急武庫川新駅(仮称)を巡る基本合意書に署名した(左から)嶋田泰夫・阪急電鉄社長、稲村和美・尼崎市長、石井登志郎・西宮市長=尼崎市東七松町1、尼崎市役所
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阪急武庫川新駅(仮称)を巡る基本合意書に署名した(左から)嶋田泰夫・阪急電鉄社長、稲村和美・尼崎市長、石井登志郎・西宮市長=尼崎市東七松町1、尼崎市役所
神戸新聞NEXT
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 阪急電鉄神戸線の武庫之荘(兵庫県尼崎市)-西宮北口(同県西宮市)駅間で設置が検討されている武庫川新駅(仮称)について、阪急電鉄と尼崎市、西宮市の3者による基本合意書の署名式が1日、尼崎市役所で行われた。3者は「遅くとも10年以内、できればもう少し早く設置したい」とした。

 両駅間は3・3キロメートルで、新駅は武庫川にかかる橋上を想定。2013年から兵庫県を含む4者で検討会を重ね、昨年9月、事業の具体化に向けた検討に入ることで合意していた。

 今回の基本合意書では「周辺地域の持続的発展や、環境に配慮した利便性向上を目指す」と明記。今後、高架下の駐輪場整備や新駅周辺の道路整備などを進める方針を確認した。

 新駅の事業費は駅舎や駐輪場に約55億円、周辺道路整備に約5億円を見込む。国から3分の1の補助金を得た上で、残りを両市と阪急で均等に負担する方針。駅の半径1キロ圏内の人口は両市とも千人近く増え、年間税収も西宮市で約2億円、尼崎市で約1億2千万円増えると試算している。

 稲村和美・尼崎市長は25年度の補助金採択を目指すとし「ここからが本番。スピード感を持って進めたい」。石井登志郎・西宮市長は「市にとって80年越しの悲願。日本中から魅力を感じてもらえる街に」と期待を込めた。阪急電鉄の嶋田泰夫社長は「周辺には風光明媚な場所も多く、利便性だけでなく、名物になる駅になれば」と話した。

(広畑千春)

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