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マダイの稚魚を放流される天皇、皇后両陛下=13日午後、明石市中崎1(撮影・鈴木雅之)
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マダイの稚魚を放流される天皇、皇后両陛下=13日午後、明石市中崎1(撮影・鈴木雅之)

 水産資源保護や漁業振興を目的とする「第41回全国豊かな海づくり大会」が13日、明石市で開かれた。「貧栄養化」が進む瀬戸内海の再生などの取り組みを全国に発信した。天皇、皇后両陛下は、明石港でマダイとヒラメの稚魚を放された。

 兵庫県では1982年に香住町(現香美町)で開かれて以来、2回目。大会テーマは「広げよう 碧く豊かな 海づくり」で、県内外の招待客ら約530人が式典に出席した。

 天皇陛下は「豊かな海の環境を保全し、次世代に引き継ぐことは私たちの使命。大会を機に、海や魚への理解と関心が広まることを願う」と述べた。

 斎藤元彦知事は「豊かで美しい海を創出する取り組みを多くの県民の参加により進めている」、泉房穂明石市長は「明石市は瀬戸内海有数の漁場で、水産資源の宝庫。未来の子どもたちへ引き継いでいきたい」とあいさつした。

 県内各地の若手漁業者らは海づくりへの思いを紹介した。神戸市須磨区の東須磨小6年広田絵美さん(12)は、作文コンクールで最優秀賞を受けた作品を披露した。

 明石港では、両陛下の目の前を漁船約100隻がパレードし、さまざまな漁法を伝えた。両陛下は明石市の県水産技術センターも訪れ、同日夕に神戸空港から帰途に就いた。(森 信弘、有冨晴貴)

明石全国豊かな海づくり大会
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