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鈴木商店を現代に伝える共同プロジェクトについて会見する藤本昌義双日社長=神戸市中央区加納町6
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鈴木商店を現代に伝える共同プロジェクトについて会見する藤本昌義双日社長=神戸市中央区加納町6
三宮図書館に展示される鈴木商店関連の書籍。同社から市に寄贈された本もある=神戸市役所
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三宮図書館に展示される鈴木商店関連の書籍。同社から市に寄贈された本もある=神戸市役所
三宮図書館に展示される鈴木商店関連の書籍。同社から市に寄贈された本もある=神戸市役所
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三宮図書館に展示される鈴木商店関連の書籍。同社から市に寄贈された本もある=神戸市役所

 総合商社の双日(東京)と神戸市は18日、神戸で明治・大正期に活躍した大商社「鈴木商店」を、後世に伝えるプロジェクトを始動させると発表した。同社を題材とした舞台の上演や関連資料の展示などを行う。

 鈴木商店は1874(明治7)年、神戸で創業。女主人・鈴木よねの下で番頭の金子直吉が事業を拡大した。1917(大正6)年に売上高日本一の総合商社となり、27(昭和2)年に金融恐慌で経営破綻した。

 その盛衰を描いた舞台「彼の男 十字路に身を置かんとす」を来年4月20~23日、同市中央区の神戸ポートオアシスで披露。チケットは4千円で、2月10日に発売する。開港156年目にちなみ、教育や港湾関係者156人を無料で招く。

 鈴木商店の本店跡地などゆかりの地を巡るツアーも企画。1月に参加者を公募し、3月に実施する。また4~5月には金子の書簡や駐日米大使から贈られた時計などを市立博物館に展示。三宮図書館では鈴木商店が寄贈した図書を公開する。

 双日の藤本昌義社長(64)は「神戸が日本の発展に果たした役割を知ってほしい」と強調。久元喜造市長は「創造力とチャレンジ精神で世界に立ち向かった鈴木商店や当時の神戸経済から学ぶことは多い」と話した。(高見雄樹)

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